日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【写真展】野口健吾展「庵の人々-The Ten Foot Square Hut 2010-2019」

2019-11-15 19:00:00 | 本・映画・展覧会
 以前から河川敷やガード下や堤防沿いに作られた「段ボールハウス」には興味があって、それって子供の頃にともだちと造った「秘密基地」(きみつひち、ではない^^;)の影響なのだろうと思うのだけど。

 本展は幾つものものそうした「庵」を撮り貯めたもの、素晴らしいのは1年2年と間隔をおいて訪問し、庵の主も含めて記録していること。庵はたいてい年を経るごとに充実してゆく。主は顔つきが穏やかになってゆくように見える。立ち退きをくらい工事フェンスに覆われた「跡地」は哀しい。主はどうなっただろう?

 また庵の主たちには厳しい季節がやって来る。今年は大水にやられてしまった庵があるかもしれない。オリンピック開催を前に浄化作戦が行われるかもしれない。5年後10年後、また個展が開かれたらと思う。皆さん、お元気で。

 2019年10月31日 銀座ニコンサロンにて
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【本】ジョン・クラカワー著/森 雄二訳 「エヴェレストより高い山―登山をめぐる12の話」(朝日文庫)

2019-11-15 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 映画にもなった「荒野へ」の著者、ジョン・クラカワーは元々クライマーだという事を後で知った。ただし近年は山登りせず、アウトドア(と言うかウィルダネス)系の書き物をしているらしいと。

 本書は、著者が世界中の山々(たまに岩や沢の話もある)にまつわる12のエピソードをまとめたもの。冒険家の角幡唯介が解説文を書いているのも魅力的。

 わざわざ角幡氏が解説を書くくらいだから、本書の中身は尋常な話ではない。マッタホルンとかチョモランマとかアイガー北壁(転じて困難なルートの総称となり、誰でも知ってるアウトドアブランド・The North Faceの由来ともなった)とか、有名な山の難斜面に挑む「気が狂ったような」男たち。本当に死ぬ直前の危険さの中でのみ自己の生存を感じるような、壊れた人々。きっと普段の日常生活は満足に行えない連中じゃないのかな。下界の生活は退屈でたまらないんだろうな。

 読んでいて感心も理解もしない。まあそういう人種がいるんだろうなとは思ったけど。ただし、各話を適当な長さに揃え、どんどん読み進めたくなる文章に仕上げた著者の力量には感心した。

 2019年11月4日 伊豆から戻る列車にて読了
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【写真展】大谷耕一「Synchrononicity-光とバイクが融合する瞬間-」

2019-11-14 19:00:00 | 本・映画・展覧会
 東京モーターショウでも二輪コーナーがあって、自分の関心がちょっと戻った二輪車。でも全く乗る機会は見えないなあ。そんなこともあり、バイクをモチーフとした写真展へ足を運んだ。

 サブタイトルの通り、バイクそのものの写真ではなくバイクと風景のコンビネーション。その多くは耐久レースの薄暮や夜明けに撮られたもので、耐久レースを多く撮影してきたベテランらしい作品。漫画「ふたり鷹」で24時間耐久の話があったのを思い出した。

 観てバイクに乗りたくなるという風ではなかったが、良いシーンだなと思える作品が多かった。被写体となる車両は外車が多くて残念。日本車は作者の審美眼には適わないのだろうか。会場入口には実車が展示されていた。

 2019年10月31日 銀座キヤノンギャラリーにて
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2019年11月7日 【PC】Windows10どうでしょう

2019-11-14 06:00:00 | PC&デジ物、ホームページ
 パソコンを立ち上げたら写真のポップアップが。すわウィルス感染!?と思ったが、どうやら真正Microsoftらしい。

 いま使っているPCは2013年に買い替えたもので、その前が確か2006年の買い替え。Win10無料アップグレードしておけば良かったかなあ。でも最近、一部のキーの反応が悪くなったりしてるからなあ。

 部屋の整理が進み、PCの使い方も少し変わったこともあり、次はスリムデスクトップ+モニタというセットも検討対象にしよう。
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2019年11月4日 【旅行?】日がな1日波の上

2019-11-13 19:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今年8月は「私的バス(乗車強化)月間」だったが、11月は「私的伊豆諸島強化月間」とすることにした。と言っても3回ですけどね…今日は第1回、伊豆半島の南端・下田港から1日フネに揺られる。

 伊豆諸島と言えば東海汽船、あと小笠原海運。ここまではまあ、こちら方面に興味ある方ならご存知だろう。だが神新汽船と聞いて判る人はどれだけ居るだろうか。「しんしんきせん」と読み、社名の由来は「神」津島、「新」島から来ていることくらいは判るかな。そして更に伊豆諸島開発、ゆり丸と聞いて判るのは船マニアだけ。

 神新汽船と言うのは、下田から三宅島より手前の伊豆諸島を巡航する航路を運航している。その船「フェリーあぜりあ」が年に一度、点検のためドック入りする期間だけ代車ならぬ代船として運航されるのが伊豆諸島開発の「ゆり丸」。運航日が発表されるので鵺(ぬえ)のような存在とまでは言わないが、年に2週間程度しか乗れない貴重な船。

 そういう理由で、今年は10/28から11/12日の間しか(この航路で)乗れない「ゆり丸」に乗ってどこへ行くかと言うと「下田発・下田行」。船旅好きを意識してか、1日かけて伊豆諸島を回る船に最初から最後まで乗れる乗船券が発売されている(11月は5,600円/大人1名)。船内に食堂はないため、昼食は持ち込む必要がある。

 伊豆急下田駅前のコンビニで酒とつまみとおにぎりを仕入れて港へ。港内遊覧船とは全く違う場所で20分ほど歩く。作業服の兄ちゃん、釣り師、キャンピングカーを置いてゆく(本船には載せられない)旅行者。もう1人、1日波の上で過ごす客がいた。

 9:30に下田港を出て神津島までの間はうねりが大きい。船尾にあるデッキは甲板で覆われており陽射しは遮られるが、ちょうど後方から風が吹きつけ、あまり長居したくない。海を眺めながらビールを一本飲んだところで船室に戻り、カーペット敷の客室でゴロリ。

 神津島を出ると海は穏やかになった。次は式根島。奄美あたりのフェリー同様、港に付くと駐在さんが見張りに来ており職員と一緒にタラップを押して上下船の手伝いをする。7人乗船。竹芝桟橋ゆきのジェットフォイルと交錯。

 新島で20人以上乗船、やはり大きな島だし観光資源も多いようで賑やか。半分以上はサーファー。利島でも10人以上乗船、代船ゆえ船は小さく船室は一杯で、デッキに茣蓙を敷いて寝転がる人多数。人が多く行き来するのが迷惑なため、新島から先は殆ど船室で過ごした。

 後半は快晴になり、ずっとデッキにいても寒くない風向きだったが、残念ながら船旅を満喫するには至らず。来年の夏、本来の船「フェリーあぜりあ」就航時の平日にもう一度、こんどは逆回りで乗ってみたい。
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2019年11月3日 【食べ物】伊東市川奈・味楽

2019-11-13 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 伊豆急全線ウォークは毎年少しずつコースが変わるが、今回は最初の2区間とも大幅な変更があった。第2区間で新しいコースに入ったところ「らーめん」の看板。中華料理屋は珍しくないが、専業なのは珍しい。11時半だったので早昼に寄ってみた。

 おすすめらしいニラ味噌ラーメンをオーダー。メニューを見るとラーメンが最初に並ぶものの各種定食もあり、こりゃ外したかなと思う。だが運ばれてきたラーメンは正統派の味噌ラーメン、もやしとニラの炒めが乗り、赤味噌もしっかりした味。これで表面にラードが張られていたら満点をあげたいほど旨く感じたのは、歩いてきて空腹だったからだけではないと思う。

 駅からは離れているが車通りは多い細い道沿い、食べ終わって出る頃には結構な客が入ってきていた。
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2019年11月3日 【ハイク】第16回伊豆急全線ウォーク(1)

2019-11-12 19:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 伊豆半島東海岸を走る伊豆急行の始発駅・伊東から終着駅・伊豆急下田までを各駅に立ち寄りながら期間内に歩くイベント「第16回伊豆急全線ウォーク」が、台風の影響があり例年より1ヶ月ほど遅れて始まり、3度目となるが今年もチャンレンジすることにした。

 今回は別のテーマと合わせて泊りがけで訪問、ただし歩くのは1日目のみかつ短距離。今回の行動内容にぴったりでオトクな「南伊豆フリー乗車券」を利用。以下は歩行内容、カッコ内は発着時刻で距離をクリックするとルートマップ(pdf)。

(1)伊東(09:30)→南伊東(10:05)(約2.5km)
 今年は大幅にコースが変わり、松川沿いの遊歩道を歩く。従来の市街地経由よりこちらの方が良い。写真は伊東市随一の名所・東海館をバックに。夜はこの竹の中に灯りが点るのだろう。

(2)南伊東(10:20)→川奈(12:30)(約5.3km)
 ここも後半でコース変更あり。今回は新鮮な気分で歩けて嬉しい。新コースに曲がったところに食堂があり、休憩がてら早昼したので時間を要した。

 今日はここまで。電車に乗って富戸で降り、駅前のブックカフェに寄って長居して、実家に行って両親にアフリカ出張のみやげを渡し終活の手伝いをして。伊東に到着時は雨が上がった直後で先が思いやられたが、どんどん天気が回復してゆき助かった。

 前回は春先の花粉症が酷くて出かけられず、終了一週間前の滑り込みとなった。今回はもう少し早めに終わらせるよう、1泊2日単位でまとめて歩く行程に変えようと思う。

本日の歩行距離:約7.8km
通算の踏破距離:約7.8km/約75.3km
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【本】牟田口義郎著 「石油に浮かぶ国―クウェートの歴史と現実」(中公新書)

2019-11-12 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 中東も数カ国行くと、やはり十把一絡げにはできなくて違いを感じられるようになってきた。それで各国について読もうと思っても情報のないのがクウエート。アラブとか中東とかって諸国まとめて紹介本には載っているのだが、単品だとない。ようやく見つけた本書は1965年初版、ふっる!果たして読んで役に立つのだろうか。

 とは言え古の中東から近代、クウエートがイギリス支配から独立した1961年までの流れは本書で知ることができた。昔は海に面し良港を持つ土地柄ゆえに争いのタネとなった過去。石油が出て、石油文明が席巻したことで争いのタネとなった現代。なんと一時はアメリカをもしのぐ世界一裕福な国だったとか。ブルネイ王国よりも金満国家だったんですかね。だがそれも今は昔。

 世の中なかなか「脱・石油」は進まない。せいぜい「省・石油」くらいか。あと50年、100年経てばさすがに石油は枯渇し次のエネルギーが主流となるのか、石油利用の効率化が進化し、人類はまだ残った石油に縋って生きているのか。そうなった時、クウエートを始めとするOPEC諸国などどうなっているのだろう。

 2019年11月1日 通勤電車にて読了
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(Live) 堀尾和孝

2019-11-11 19:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ
 予定が変わって時間ができたので、堀尾さんライブにドタ参。お店にはイタリアのワイン新酒「ノヴェッロ」が入荷しており注文、新酒らしからぬ落ち着いた味わいは好印象。昨年の同じ銘柄より美味しく感じた。お裾分けした各氏もみな同意見。ちょっとお裾分けし過ぎちゃったかな。

(1st stage)
・Amazing Grace
・Little Wing
・Honky-tonk Blues
・Hotel California
(w/Miya)
・Desperado
(w/Miya+Hamber)
・Saving All My Love For You
・I run for life

(Guest stage)
堀尾さんがサポートした「板東バンドコンテスト」の記念すべき第1回優勝者・ゆうたろう氏の賞品は本日のミニライブ開催権♪ソロギターなかなかの腕前、一方で若いナと思わせる弱点も見え、興味深いひととき。

(2nd stage)
・Day Break
・Danny boy
・St.Thomas
(w/Hamber)
・Georgia on my mind
(w/Hamber+Miya)
・川の流れのように
・Let it it be
・Isn't she lovely?
・Tequila

 今夜も楽しく盛り上がりました。今夜の写真はノヴェッロメインで、堀尾さんゴメンなさい!それよりなにより、横浜の六角橋「ココペリ亭」で良く遭ってた人と7,8年ぶり?に遭遇し話せたのが嬉しかった。まっちゃん元気でな!

 2019年11月1日 四谷三丁目・ソケースロックにて
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2019年11月1日 カウントダウンより手帳

2019-11-11 06:00:00 | ノンジャンル
 出遅れた感が強いのだけど、ようやく来年の手帳を手配し受け取った。例によって既に判っている予定を記入してゆく。ひょっとして、年越しのカウントダウンよりワクワクする瞬間。ここ数年はそれに加え、来年も両親が生き永らえますようにと思うようになった。
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