笑う警官
2009年/日本
笑えない‘景観’
総合
0点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
久しぶりではないだろうか? ‘ポンコツ’と断言しても全く気後れしない作品を観たのは。もちろん‘ポンコツ’と断言するのだからそれ相応の理由を挙げるべきではあるのだが、理由をわざわざ挙げる必要もないほど一目瞭然ではある。
例えば、小島百合が新人の新宮昌樹をジャズバー「Black Bird」に連れていくシーンで、小島が新宮に目の前にあるそのジャズバーのありかを教えた後に後ろを振り向いて立ち去るのだが、次のシーンでは2人はそのジャズバーに入っていく。これは明らかにシーンのつなぎ間違いである。あるいは、雨が降っているシーンの会話で室内からのショットと窓越しからのショットでは降雨の音質は変わるにもかかわらず会話の音質に変化がないなど、名前を失念してしまったのだがこの作品の監督は映像を作り上げる基本が分かっていないと思う。
ラストで佐伯宏一は確実にライフル銃で胸を撃たれて死んだはずなのだが、防弾チョッキを着ていたという説明などないまま普通に元気である上に、あれだけの特殊急襲部隊SATがいたにもかかわらず佐伯を撃ったマスターは捕まることもなく、それどころか石岡正純刑事部長を暗殺するという離れ業を演じてしまっている。名前を失念してしまったのだがこの作品の脚本家は脚本を書くイロハさえ分かっていないと思う。
この監督は警察に対する私怨が強すぎるために作品が空回りしているようにしか見えなかった。これほどクオリティーが低くては実話を元にしても説得力に欠けてしまうのだが、まさかとは思うがそれが演出意図なのかもしれない。つまり北海道警のトップ(=監督)に翻弄される部下たち(=出演者、スタッフたち)というアナロジーだったら大したものなのだが、そうなると植村辰男的存在が誰なのか事情を知らない人間には全く分からない。この監督に映画を辞めてもらっても私は引き止めはしない。
goo注目ワード ピックアップ・・・女性のみなさん、ズバリ「イイ男」の条件って何ですか(goo注目ワード) - goo ニュース
モテる男を「おしゃれでノリが良く、マメで音楽・スポーツなどのわかりやすい特技が
ある」と、イイ男を「外見が必ずしも良いとは限らず、女性に対しては不器用なところ
があるが、余計なことを喋らず、立場の世弱い人を助ける事ができ、言動に一貫性
がある人」として定義することは多分に納得できる。つまりモテる男は晴れやかで
分かりやすいのに対して、イイ男はつまらなくて分かりにくいということになる。外見
が良くなく、余計な事を喋らないのならば自分の功績を口にすることは無いだろう
から、私たちはたとえイイ男が目の前にいても、その男が“良い”と判断できる材料
が持てない。つまり「イイ男は存在しない」のである。