MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『パイレーツ・ロック』 80点

2009-11-27 23:31:39 | goo映画レビュー

パイレーツ・ロック

2009年/イギリス

ネタバレ

素敵じゃないか!

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 この作品を観て改めてロックミュージックの意義を考えさせられた。大人になってしまうと忘れてしまうが、例えば思春期の頃にはローリング・ストーンズの「夜をぶっとばせ(Let's Spend The Night Together)」という歌詞だけでも大いに興奮するものだ。だからロックミュージックというものは子供のための音楽と思われていた(いる?)のであるが、どんなに頑張っても‘大人’になれない大人はいるわけであって、そういう大人にとってはロックはいつまでもグダグダの人生における必需品であり、潤滑油であるのだろう。幸か不幸か私もその一人であり、個人的には後半のプロコル・ハルムの「青い影(A Whiter Shade Of Pale)」からザ・フーの「無法の世界(Won't Get Fooled Again)」経由のザ・ビーチ・ボーイズの「素敵じゃないか(Wouldn't It Be Nice)」のシーンの流れが歌詞内容と連動して素晴しく感じた。もっとロックに精通していればもっと楽しめたのではないかと思う。
 ところでこのプロコル・ハルムの「青い影」という歌が反戦歌であることがいまだに理解されていないようなので、ここに正しい和訳を記しておきたい。

僕たちは軽くファンダンゴを踊って
フロア内で何度も腕立て側転をした
僕は船酔いのような気分になっていた
でも連中はもっと踊れと挑発した
部屋は屋根が吹っ飛ぶくらいにざわめいていた
僕たちがもう一杯注文したら
ウェイターはトレイを持ってきた

だからそれは後のことだった
粉屋が彼の話をしたのは
彼女の顔は最初呆然としていたが
だんだん青ざめていった

彼女は言った「わけが分からないわ
真実は明らかなのに」と
でも僕はトランプをしながら
別のことを考えていた
僕は海岸へ向かっている16人の
ウェスタの未婚の乙女のように彼女をさせないと
僕の目は開いていたが
僕たちが最期を迎える時のように
目を閉じていたかもしれない

彼女は言った「陸上での休暇の時
私は家にいるわ」と
でも実際は僕たちは海の上にいた
だから僕は彼女を鏡の前に連れて行き
「君は海の神ネプチューンに乗っていた
人魚なんだから」
と言い、彼女に同意を強いた
でも彼女がとても悲しそうに僕に微笑んだので
僕は怒りをあっという間に失った

もしも音楽が愛の糧であるのならば
笑いこそがその女王だ
もしも後ろが前と不条理なことを言うようならば
汚れは実はきれいということになる
実質を失った僕の口は
僕の頭から真っ直ぐに滑り落ちるように思えた
いよいよ僕たちは垂直に急速に潜航して
海底を攻撃した


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夢は政治家?

2009-11-27 19:32:36 | Weblog

「仕分け人にミュージシャンも…」会場に裕也さん(読売新聞) - goo ニュース

「海外に比べ、日本のミュージシャンは政治への関心が薄い」と前置きをしておいて

「ぜひ仕分け人にミュージシャンや芸術家も入れてほしい」と注文をつける内田裕也

はもちろん冗談で言っていると思う。ただでさえ門外漢であるのにその上、政治に

関心の薄いミュージシャンが仕分け人として参加してしまうと、相手に言いくるめ

られて全てが通ってしまうであろう。しかしもう一人会場に来ていた有名人がいた。

ロンドンブーツ1号2号の田村淳である。私の予想としては彼は芸能界に飽きたら

早稲田大学の斎藤佑樹の夢と同様に政界へ進出するつもりでいると思う。意外と

勉強熱心だし。


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