ムーンウォーカー
1988年/アメリカ
映像の‘ムーンウォーカー’
総合
70点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
この作品を観る時には、そもそも‘ムーンウォーク’とは何だったのか考えてみる必要があると思う。私の認識に間違いがなければムーンウォークとは前に歩いているように見せながら後ろに滑る走行であり、地球にいながら月にいるような走行である。つまり『ムーンウォーカー』とは映画を装ったミュージックヴィデオであることを忘れてはならないのだ。ここでマイケル・ジャクソンが意図したことは自分のデビュー当時の映像から始めて、1964年のビートルズの主演映画『A Hard Day's Night』のパロディーもあれば逆に「Bad」のミュージックヴィデオのパロディーを子供たちにさせてみたり、「Smooth Criminal」でのクライム・サスペンス映画や「Leave Me Alone」でのモンティ・パイソンのテリー・ギリアム監督のアニメーションのパロディーなど、ストーリーよりも様々な映像様式に自分自身を当てはめてみることに眼目が置かれている。だからこの作品に不満を持つとするならば寧ろ当時でももっとネタがあったはずなのに93分と短くまとめてしまったことにある。
イラスト・口語多用…バラエティー番組にBPO意見書(朝日新聞) - goo ニュース
私にはこのバラエティー番組に対するBPOの意見書の意味がよく分からない。
具体的にどの番組のどこが問題なのか指摘するならともかく、視聴者の苦情が
多いからということで具体例として(1)性的表現などいわゆる「下ネタ」(2)いじめや
差別(3)芸人同士の内輪話やバカ騒ぎ(4)わざとらしい笑い声など見え透いた手法
(5)死を笑いごととして扱うなど生きることの基本を粗末に扱う――の5点をあげて
いてもこれらは「古い秩序や権威を笑い飛ばし、常識や社会通念を揺さぶってきた」
とBPOが評価した部分でもあるはずなのだ。私は苦情を言う視聴者は苦情など
言わなくてもテレビを見なければいいのにと思う。見なければその番組は自然に
なくなっていくのだから。