MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ウエストワールド』

2021-03-10 00:53:34 | goo映画レビュー

原題:『Westworld』
監督:マイケル・クライトン
脚本:マイケル・クライトン
撮影:ジーン・ポリト
出演:ユル・ブリンナー/リチャード・ベンジャミン/ジェームズ・ブローリン/ヴィクトリア・ショウ
1973年/アメリカ

早すぎた「ジュラシック・パーク」について

 主人公のピーター・マーティンは友人のジョン・ブレインと共にアンドロイドでアメリカ西部開拓時代を模して構成された「ウエストワールド」を訪れたのだが、ロボットのガラガラ蛇にブレインが噛まれた辺りから様子が変わっていき、ついには「ガンマン406号」が2人に決斗を申し込みブレインが本当に撃たれて死んでしまい、マーティンが逃走を試みる。
 しかしそもそもロボットが「叛乱」を起こした原因が何なのか分からない上に、マーティンが「ガンマン406号」の目にかける硫酸の在りかを知っていることも謎なのだが、例えば、アトラクションの一つとして酒場でのカウボーイたちとの殴り合いが行なわれるのだが、ヴァーチャル・リアリティという概念がまだない時で、実際に喧嘩はするのだから一日の滞在費として千ドル払うほどに見合っている娯楽とはとても思えないのである。


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