ハロー!プロジェクトのアイドルグループであるアンジュルムの元メンバーで初代リーダーの和田彩花が2014年4月1日に刊行した本書は、西洋美術やクラシック音楽の案内書にありがちな堅苦しさがなく、「初心者」の視線をベースにした分かりやすい良書だと思う。
しかし本書に名画に紛れて挿入されている和田本人の3葉のスナップショットは東京の三菱一号館美術館で撮影されたものであるが、あまりにも芸が無さすぎると思う。せめて森村泰昌の「セルフ・ポートレート」のように取り上げた作品を自ら被写体になって「コピー」してみる試みがあってもよかったように思うのだが、予算がなかったのだろうか?
ところで和田がキュレーターとして出演し、日曜日の早朝に放送されている『キャラダチミュージアム~MoCA~』は名画と共に様々な映像が流されているが、結局一番の見所は和田本人の美しさだと思う。
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