Marianne Faithfull - The Ballad Of Lucy Jordan • TopPop
マリアンヌ・フェイスフルの「ザ・バラード・オブ・ルーシー・ジョーダン」を和訳してみる。
因みにバックはスティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood)がシンセサイザーで一人でこなしている。
「The Ballad Of Lucy Jordan」Marianne Faithfull 日本語訳
因習が色濃く残る街で白い垢ぬけないベッドで
朝日がルーシー・ジョーダンの(つむっている)目にかかろうとする頃
世界がオレンジ色に変わり
部屋が回転し始めるまで
何千という恋人の夢を見ながら
毛布に覆われて彼女は眠っていた
37歳の時
彼女は温かな風で髪をなびかせながら
パリ中を乗り回すなんて想像もしていなかったから
彼女は鳴っている電話をそのままにして
父親の安楽椅子で覚えた可愛い童謡を
鼻歌混じりに歌いながら座っていた
彼女の夫は仕事が休みで子供たちの学校も休みだったから
一日を過ごすのに彼女にはたくさんのやり方がある
彼女は数時間かけて家を掃除することもできるし
花々をアレンジすることもできる
何なら薄暗い通りを端から端まで叫びながら
裸で走ることもできる
37歳の時
彼女は温かな風で髪をなびかせながら
パリ中を乗り回すなんて想像もしていなかったから
彼女は鳴っている電話をそのままにして
父親の安楽椅子で覚えた素敵な童謡を
鼻歌混じりに歌いながら座っていた
絶えない笑い声が多少度が過ぎてきた頃
昇った屋根のてっぺんで
夕日がルーシー・ジョーダンの目を優しく染めると
近づいてきて彼女に手を差し出した男に
彼女はひざを曲げて体をかがめてお辞儀をした
彼は通り過ぎる群衆の中に停めていた白く長い車(救急車?)に
彼女をエスコートした
37歳の時
彼女は温かな風で髪をなびかせながら
パリ中を乗り回した時
彼女は「永遠」に遭遇したことを知ったのだ