寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

食を愛した作家の酒

2007年10月11日 | 日記
美食家でかつ自ら包丁を握った作家と言えば、まず立原正秋さんが思い浮かぶ。太陽№400ではその料理が再現されており、シンプルながらも美味しさが伝わってくる。

韓国生まれの立原さんは日本文化を吸収しようと非常に勉強し、努力した人だと私は思う。並の日本人が気づかないような味にまで言及している。彼は酒を飲んで絡んでくる人間を心の底から嫌悪したことでも有名である。

一升酒を飲んでも乱れることが無かった人と比べれば、私などは嗜む程度であるが、絡み酒は嫌である。しらふで言えばよいものを酒の力をかりて己の下品な意見を相手にぶつける、精神年齢の低い大人が酒を飲む資格は無い。その酒は単にシャブだ。

コンプレックスの塊りとも言える連中と縁切りはしないまでも、私は軽蔑の念を持ち続けている。自分の弱さを棚に上げて他人を妬むようでは尊敬を集めることは無理だろう。品格と文章力は密接な関係がある。

素人の食に関した文章(ブログ)を目にして思うのは、得るものが非常に少ないということだ。今日はこれ食った、美味かった、というようなガキの夏休みの絵日記(画像中心という喩え)が殆どである。

だから、自分で料理をしない人の文章は話10分の1くらいに受け取っている。飲食店とズブズブの関係になった者が講釈を垂れることほど恥ずかしいものはない。緊張感が抜けた空間から学びとることは皆無に近い。

向上心の無い人間は●◇だ(笑)

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煙草を吸う人を見る目

2007年10月11日 | 日記

駅の構内でも喫煙者は遠方に隔離されている。立派な納税者に対する仕打ちもここまでくると一種のいじめである。

私は煙草をやめて20年近くになる。「よく止められたね」と聞かれる。しかし、苦痛はまったくなかったのだ。だから「もともと好きじゃなかったんでしょうね」と答えるだけである。

煙草を吸う人を見て「かっこええな」と思うこともあれば「お前な~ちっとは…」と叱りつけたくなることもある。歩き煙草などは容認しがたい。白木のカウンターに灰をボロボロ落としながら、刺身をつまんでいるオヤジも同じだ。

ブサイクなのは60代に多いことに驚く。親から教えてもらったはずの『はしたない』という言葉をすっかり忘れている。これでは若い者に説教はできない(笑)

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