寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

文豪・夏目漱石 -そのこころとまなざし-(江戸東京博物館)

2007年10月26日 | 

JR両国駅から江戸東京博物館に向かう。11月18日まで漱石に関する特別展が行なわれている。文学好きと見受けられる女性が多い。

特別展「文豪・夏目漱石」

東北大学附属図書館が所有している資料は初めて見るものばかりで非常に貴重だ。大学予備門(旧制第一高等中学校の前身)時代の成績表、英国から持ち帰った莫大な書物、「道草」草稿などファンにはたまらない内容だろう。

中でも正岡子規がロンドンの漱石に出した最後の手紙は胸を打つ。子規との再会は叶わなかった。帰国直前に友の死を知った漱石は高浜虚子宛の手紙に「…只々気の毒と申より外なく候。但し、かゝる病苦になやみ候よりも早く往生致す方或は本人の幸福かと存候。…」と書いている。

漱石は1916(大正5)年12月9日に病没した。展示室の出口付近にそのデスマスクが置かれている。

巨大な江戸東京博物館

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築地から有楽町へと流れて

2007年10月26日 | 

築地に着いた時にはすっかり暗くなっていた。【S】の暖簾をくぐったところ、カウンターの奥が空いているだけだった。「予約しておいてよかった」と相棒が呟いた。

造り盛り合わせは中トロ・赤貝・鯖・ヒラメ。つまみのアン肝でビールを飲み、いよいよ握りに。小柱、昆布じめ、中トロ、鰯、穴子、春子、小肌ガリ巻き、しめ鯖などをつまむ。最後に印籠詰めを食べた。

マグロ、光りものは見事だ。ネタケースには25種類以上の魚貝が並び、客の目を楽しませてくれる。歯切れのいい言葉を話す主人は身内に毒舌を吐いても、同業や客の悪口は決して言わない。客と適度な距離をおく東京スタイルが私は好きだ。

和光

岡本太郎作「若い時計台」

満腹になった私達は晴美通りを銀座方面に進んだ。和光の辺りは夜でも眩しい位である。『若い時計台』のある数寄屋橋公園で小便して、有楽町の隠れ家的なBARに入った。マスターが選んでくれたスモーキーなウイスキー(CAOL ILA DISTILLERY 1989)は美味しかった。

CAMBELLTOUN LOCH

Lily

BARを出て日比谷から内幸町まで歩いた。相棒はCoffee Shop【Lily】の場所を教えてくれた。隣の店のインド人が愛想よく手を振ってくれた。ここで別れて都営三田線に乗った。

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