寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

神田神保町

2007年10月23日 | 

東京メトロ半蔵門線「神保町」駅下車。A6出口から靖国通りを西に進む。古書センターなどはまだ開いてなかった。20代の頃、私は古書街で珍しい本を探して暇を潰したものだった。

靖国通りの古書街

古書検索サイトで容易に貴重文献が入手できるようになって神保町とは縁が薄くなったが、上京するとやはり足が向く。【寿司政】の職人がしゃがみこんで金接ぎをしていた。姉妹店【寿白】の前で卵巣を干してカラスミに加工するのを見た。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おちおち死んでられまへん / 福本清三・小田豊二(集英社文庫)

2007年10月23日 | 書籍

2007年7月25日第1刷、定価600円(税込み)

時代劇で切られ役に徹した役者さんの名を知ったのは数年前だった。鋭い目付きの浪人にほとんど台詞はなく、派手に死んでゆくことのみが要求される。そんな主役を立てる地味な役者が私は好きだ。

この本では下積みから東映退社までの流れが詳しく書かれてあって面白い。「ラストサムライ」出演のくだりに大きくページを割いている。

ファンクラブの会長が作ったという出演作品おすすめリストが見事だ。私が最近見た中での傑作は新・はんなり菊太郎の第8話「おかえり菊さん」である。

菊太郎との激しい斬り合いの末、説得に応じ刀を捨ててお縄になる。台詞こそ短かったが、すご腕の浪人の悲哀とさり気ない優しさを上手に表現していた。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする