寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

吉原周辺をブラブラ

2007年10月27日 | 

東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅下車。日本堤を目指すが、案の定道に迷う。土地勘が無いのは本当につらい。時間だけが無駄に過ぎてゆく。焦った私は薬屋の年寄りに道を尋ねることにした。

「日本堤の天ぷら屋へはどう行けばいいですか」
「えっ。あんな不●い所に食べに行くのかい。他に美味い所はいくらでもあるのに…あすこは天ぷらが大きいだけだよw」
「…そうなんですか。まあ一応自分の舌で確かめてみます」
「ほんとに行くの。…(やめときゃいいのに物好きな男だ)…」

年季の入った建物に辿り着いた時、待ち客が既に3人いた。11時20分に中に通され、飯と天ぷら(中)をたのんだ。他の客はことごとく天丼を注文していた。味は老人の忠告通りだった。メディアで採り上げられているのが美味いとは限らないのだ。

吉原大門

千束四丁目の賑わい

しょぼい見返り柳がある吉原大門から五十間通りを歩いて千束四丁目に入る。時代は変わってもオ◆コ産業がしのぎを削っているのは昔と同じである。通りには悪党面の男達がウジャウジャいる。赤線時代の古い建物がポツポツと残っていることに驚く。

旧赤線地帯

一葉記念館

竜泉三丁目の一葉記念館を見学し、『吉原今昔図』と『上野周辺散歩マップ』を購入した。駆け足で一葉旧居跡碑→飛不動→吉原神社→吉原弁天池跡を回った。散歩マップをもっと早く入手しておくべきだったと後悔した。

吉原神社

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見所の多い両国

2007年10月27日 | 

釣り船や屋形船が浮かぶ神田川。緑色の柳橋から両国橋へ進む。隅田川を船が行き来するのを眺めていると何となく落ち着く場所である。両国橋のたもとには猪鍋や軍鶏鍋などの店があり、江戸情緒を感じさせる。

芥川龍之介は両国で育った。両国小学校の角に「芥川龍之介生育の地」という碑が建っている。ここから問題を起こした「時津風部屋」までは目と鼻の先である。

勝海舟生誕之地碑が建つ両国公園

馬鹿犬が遊び回っている両国公園内の目立たないところに「勝海舟生誕之地」碑がある。公園から吉良邸は近い。赤穂浪士に首を刎ねられた吉良上野介の本所松坂町屋敷跡が一部保存されており、無料で見学できる。

吉良邸跡

坂崎重盛さんは『一葉からはじめる東京町歩き』に「…今日の柳橋、両国橋付近、わざわざ散歩地として選ぶ人はどれだけいるかは知らない。しかし私は、とくに夏の一夕など、友人知人をこの地に誘う」と書いておられるが、まさに散歩の穴場だと思う。

両国橋から隅田川下流を望む

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