O君は何故かドライブ中、ピンク・フロイドの眠けを誘うような曲をかけた。彼が居眠りをしてバンが田圃に突っ込むのではないかとヒヤヒヤしたものである。
私は広島時代に『狂気』だけは聴いていた。東広島に移ってからはO君の影響でプログレのCDが少しずつ増えた。『ウォール』と『炎』は愛聴盤になった。聴きやすさで言えば後者だが、私は前者の方が好みだった。
1975年、ボストンのコンサートは隠密ながら高音質である。1枚目に後に『炎』と『アニマルズ』に収録される曲が、2枚目に『狂気』全曲とエコーズが入っている。
1977年のツアーと比較すると初々しい印象を受ける。まだ人間関係がグチャグチャに破綻していない頃だ。デブ・ギルモア先生のギターが心地良く、ロジャーのヴォーカルも大人しくて安心して聴くことができる(笑)
