寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

膳所城下町を巡る(その4)

2010年03月02日 | 

京阪電鉄「膳所本町駅」前から名門・滋賀県立膳所高等学校に向かう。そこは膳所藩の藩校・遵義堂(じゅんぎどう)があった場所で明治の代になり旧制中学が設置された。私は藩校・旧制中学の流れを汲む高校にはとりわけ親近感を覚える男である(笑)

かつてこの辺りには同藩の牢屋敷もあったそうで、先に述べた膳所城事件で囚われた11名のうち7名が斬首された。何とも因縁深い地だと思い正門前で苦笑したのである。

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膳所城下町を巡る(その3)

2010年03月02日 | 

「すみません。ちょっとよろしいですか」

「はーい。何でしょう」

女性は自転車をこぐのを止めて私の方を見た。やれやれ助かったと思った。

「私は旅の者です。城下町巡りをしているうちに道が分からなくなり困っていたところなんです」

「あら、そりゃ大変。この辺は道がごちゃごちゃして分かりにくいでしょ。で、どちらまで行かれます」

「スタート地点の膳所本町駅まで戻りたいんですよ」

「ちょうど私も駅方面に行くところだから一緒に行きましょう」

「ありがとうございます」

彼女は自転車を押して私を誘導してくれた。道に迷った時には地元の人に尋ねるのが一番だ。私達は四方山話をしながら「風呂屋前踏切」を越えた。そして駅前でお礼を言って別れた。

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