寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

受験勉強を通して得たこと(後編)

2010年03月11日 | 日記

受験勉強は「内容の濃さ」が重要である。記憶力のずば抜けてよい者は「時間短縮」を図ることができる。私はこの才能には恵まれた方で随分と得をした。

だから一度頭に入ったことを反復学習する必要がなく苦手分野の攻略に時間の大半を費やした。とはいえ受験勉強は面白くなかった。中だるみを起こしそうになるとスラング(試験には絶対に出ない単語)を覚えたりして遊んだ。

私はあの頃から試験に出そうな問題を解くことだけが勉強ではないと薄々思っていたふしがある。後年役立ったものの多くは遊びの中で得た(自らが求めた)知識である。無駄なように見えて実は重要なものを、今の学生さんは押さえているのだろうか?

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受験勉強を通して得たこと(前編)

2010年03月11日 | 日記
昨日母校(大学)の合格発表の様子がニュースで流れていた。合格者の表情は底抜けに明るかった。それを見て自分の受験勉強について振り返ってみたのである。

第一希望の大学に合格できるかは極めて微妙な状態だった私は自分の弱点を徹底的に洗い出して克服するやり方を共通一次まで貫いた。これは効果てき面だった。秋の段階で「いけそうだ」と思える、確かな手ごたえを得た。

時間を有効に利用する手法は勉強のできる人間を観察してつかんだ。不得手な分野は手をつけずに長所を伸ばせばいいという安易な考え方では総合的な学力の向上は望めない。出来ない所をじっくり考えて理解することこそが本当の勉強である。

苦痛を伴う受験勉強を通して粘り強く考える力がついたのが私には最大の収穫だったと思う。

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