寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

エジプトではラクダ肉が人気に

2010年06月16日 | 日記
早朝テレビをつけると面白い特集をしていた。インフレの進むエジプトでは懐にやさしい食材としてラクダの肉が人気であるという。確かにミンチにすれば抵抗感は少ない。庶民が買い求めているということはそこそこ味もよいのだろう。脂肪が少なくて他の動物と比較すると飼料効率がよいので益々需要は高まりそうだと報じていた。

呆気にとられた私は魯山人味道に出てくる猿の肉に関する記述をふと思い出した。明治時代までは猿の肉を売っていたこと自体驚きであるが、若き魯山人があまりの美味しさに部位を訊ねたところ、肉屋がしぶしぶ「肛門の周りの肉」と白状した件は苦笑を禁じえない。

幸か不幸か、私はラクダの肉も猿の肉も口にしたことはない。味を確かめるにはやはり海外旅行をするのが一番手っ取り早いか(笑)

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雨上がりにくつろぎながら聴くブートレッグ(ALL MEAT MUSIC)

2010年06月16日 | 洋楽

雨が上がった後は蒸し暑い。日本酒の水割りを空にした私は棚の肥やしとなっていたブートレッグ「ALL MEAT MUSIC」を取り出してCDプレイヤーのトレイに乗せて再生ボタンを押した。

ローリング・ストーンズの古典的裏名盤として有名だが、若い人に「豚マーク(※)」と言っても分からないだろう。リアルタイムでブートを購入していた連中は既に60歳前後になっているのだから(笑)

ユニークなジャケット、レア曲収録、数々の伝説を生み出したコンサート会場での隠密録音(決してオフィシャル・リリースされない)などがブートの魅力である。バンドは絶頂期を迎えたと言っても過言ではなく、特にミック・ジャガーとミック・テイラーの活躍が光る。火を噴くようなテイラー節が最期まで堪能できるのがミソなのだ。残念なのはSTREET FIGHTING MANが盛り上がる所でフェイドアウトしてしまうこと。「アホか!」と叫びたくなるが、昔のブートレッグにこの手の欠点はつきものだったのである。

※ビートルズ海賊盤辞典 / 松本常男(講談社文庫 昭和60年 絶版)
TMOQ-Ⅱ(TRADE MARK OF QUALITY-Ⅱ)
 トレード・マークのイラストは、葉巻きをくわえた豚である。そのためアメリカでは「シガー・スモーキング・ピッグ」、日本では「スモーキン」あるいは「スモーキンTMQ」(日本のファンは“O”を発音しないことが多い)と呼ばれている。
 イラストはTMOQ系の一連のジャケットを手がけたウィリアム・スタウトによるもの。
 カラー・ビニール中心だったTMOQ-Ⅰに較べ、Ⅱのレコードのほとんどはレギュラー・ブラック。カラー・ビニールものは73年初頭にプレスされた数種類のみである。ジャケットもⅠとⅡでは異なっている。TMOQ-Ⅱにはスタンプやステッカー・タイプはない。全てスリック・ジャケットである。両者のジャケットの地色はよく似ているが、紙質や色が微妙に違う。
 TMOQ-Ⅱのオリジナル盤のマトリックス・ナンバーは1700番台と1800番台。73000番台は基本的にはリイシュー・ナンバーだが、73年に発売されたオリジナル盤のスリックにもこの73000番台は使用されている。また71000番台はTMOQ-Ⅰのリイシュー・ナンバーだが、TMOQ-Ⅱでも同一内容のレコードを同一番号で発売している。
 ソースはTMOQ-Ⅰ同様、テレビやラジオのエア・チェックものが多いが、コンサート会場における隠し録りライブも数多い。隠し録りの常として、音質は悪くなる。しかし貴重性という付加価値によりある程度は売れたので、これ以降、他のブートレガーが真似をし、音の悪いライブ盤が出回るようになった。一時期「海賊盤のライブ盤は音が悪い」という定説があったが、このきっかけを作ったのはTMOQ-Ⅱなのである。
 この会社は、海賊盤業界に長期間存在しているように思われているが、実際の活動は73年から75にかけての約2年半程度。その後はずっと沈黙していたが、83年にTMOQ-Ⅱ RE-ISSUEとして再登場した。

ブートCDの表ジャケット

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