寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

旧山陽銀行鞆支店の前を通過し龍馬宿泊所跡に着く

2011年12月17日 | 
私は関町から道伝いに東へ歩いた。天ぷら建築の現「しまなみ信用金庫」は戦前山陽銀行鞆支店だった。

廻船問屋・桝屋清右衛門宅

関町の北側を石井町と言ったそうだが、石井浜の近くに坂本龍馬が隠れ住んだ廻船問屋・桝屋清右衛門宅(桑田家住宅)がある。江戸期この建物の裏側(東)は浜と海だったのが昭和初期には渡船場が出来ている。石碑が建つ前(虫籠窓のある方)の通りが旧道だ。

関町
 鞆城山の東を鞆城北の丸趾は江戸期には御屋舗と呼ばれ藩主水野家の屋舗であったが,町奉行所並に附属建物として使用されたので別扱いであった。
 この町は正平四年(1349)足利直冬が大可島に中国探題を置き,ここに大関所を設けたので,関町という。又,南朝興国元年(1340)鞆いくさ(太平記に載る)の時,ここに関所を設けたとも古文献にある。

『鞆の地名あれこれ』

昭和2年の廣島縣沼隈郡鞆町営業明細地図より関町周辺を拡大

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煮込み料理に使うことの多い牛スネ肉

2011年12月17日 | 食材
牛スネ肉はバラ肉と較べると脂肪が少ない。故に私は煮込み料理を作る時にはスネを好んで使う。

フランスの家庭料理であるスネ肉の赤ワイン煮(ビーフシチューの原型のようなもの)は本当に旨い。スネ肉と香味野菜を赤ワインにつけ(香辛料も加えて)1晩おくことがミソ。やわらかくなり独特の風味がついた肉に小麦粉をまぶして焼き、漬け汁にブイヨンとフォンドボーなどを足してことこと煮込む。別に難しいところはない。

日本料理と根本的に違うのは旨味の質である。日本人がグルタミン酸ナトリウムを好むのに対して向こうは髄から出たコクを旨みとして捉える。肉と野菜の旨味に髄のゼラチン、更にはワインの渋味・酸味が加わり奥深い味が完成する。時々旨味過多の和食から離れてみることは重要であろう。

飾らないフランスの家庭料理を池波さんが好んだのはこういう理由があったのかも知れない。

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