寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

滋賀県草津市の東新地跡を通過する(その2)

2012年05月07日 | 
草津市の東新地は天台宗・神宮寺のすぐ南に位置し小川と国道1号で仕切られたような形である。神宮寺は明治の神仏分離令によって立木神社境内より移築された古刹として知られる。

神宮寺山号を記した扁額 本尊は十一面観音(秘仏)

 草津町遊廓は滋賀県草津町に在つて、東海道本線草津駅で下車する。草津は昔から中仙道と東海道との追分として繁華な宿場だつた。今の遊廓は云ふ迄も無く此の宿場の飯盛女が発達したもので今でも中々花街は盛つて居る。…貸座敷は現在は十軒程あつて、娼妓は約三十人程居る。店は陰店を張つて居て、居稼ぎ制、遊興は通し花制で廻しは取らない。費用は一時間遊びが一円二三十銭、一泊は台無しで四五円程度である。

『全国遊廓案内』

東新地の転業旅館?

雀荘から少し進むと転業旅館と思われる建物がある。そしてその蓮向かいには煙草屋(クリーニング店)と格子戸の家が仲良く並んでいる。

東新地の煙草屋

新地のメインストリート中央辺りの日本家屋が非常に趣き深く強い存在感を示している。悟りの窓を眺めた旅人は同様のものが大津市の色街にあったことを思い出した。

東新地の日本家屋(円窓が印象的)

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コメント
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