寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

滋賀県草津市大路のお菓子処うばがもちや本店

2012年05月10日 | 
交通量の多い国道1号線の草津川隧道を通り抜ける。大路三丁目交差点そして草津駅口交差点を過ぎて辻第3ビルに近づくとうばがもちや本店(もともとは瓢泉堂の場所で営業していた)が見える。

うばがもちや本店(草津市大路2丁目13‐19)

私が歩いたルート(東新地→国道1号→草津川隧道→国道1号→うばがもちや):草津宿見どころ食べ処の地図を使用

旅の記念にどうしても草津名物を食べておきたくて私は東新地から歩いて来たのである。6個入りを買い求めて女性従業員に「隣の飲食店で食べてもいいか」と尋ねると「どうぞ」と言った。

うばがもち(6個入り230円)

宿場そば本店に菓子を持って移動し鯖寿司を注文する。私は先にうばがもちをペロリと平らげた。いい年をした男が子どものように喜んで食べているのを見て店員が微笑んでいた。南草津駅を出てほとんど休息もとらず4時間以上歩き詰めだった者には最高のご馳走であった。江戸時代の旅人も同じ気持ちを抱いたのかもしれない。

うばがもちの由来
『うばがもち』は永禄年間(一五五八~一五六九)に生まれた。近江源氏佐々木義賢は時の信長に滅ぼされたが、そのなかに三歳になる曽孫もいた。義賢は臨終の際、乳母〝福井との〟に後事を託す。郷里草津に戻った〝との〟は、餅をつくっては売り、養育の資とした。そして誰いうことなくついた餅の名前が「姥(乳母)が餅」-。

永禄年間より数えて四百有余年の時を超え、いつの時代にも忘れられない味わいが、このお菓子の歴史を築き、今もなお草津名物として脈々と息づいています。また、風雅で独特の姿は往時、乳母が幼君に奉じた乳房を表したものでございます。これらの伝統を生かしながら、常に味に磨きをかけるべく努力を重ねています。餅の原料として、地元草津産のもち米を使い、餡は厳選した小豆を使用し、餡と餅の絶妙な調和を大切にして調製いたしております。

お菓子処うばがもちや

鯖寿司(3貫380円)

運ばれてきた鯖寿司はしっかりとした味付けで胃にしみ渡った。糖と酢の補給で元気を取り戻した私はもうひと踏ん張りすることにした。

私が食事をした宿場そば本店(草津市大路2丁目13‐19)、隣がうばがもちや(南洋軒が両店を経営している)

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ワラビのアク抜き

2012年05月10日 | 食材
重曹は油落としや膨らし粉の他に、山菜のアク抜き剤としても使われる。素人がワラビのえぐみを取るにはやはり重曹が便利だろう。

水洗いしたワラビの全体にうっすらと重曹を塗す。ワラビを鍋に移して熱湯を回しかけて自然に冷ますだけである。7時間もすればアクはほとんど抜けている(はず)。アクを含んだ水は赤褐色となる(冒頭の画像)

一つ気をつけなければならないのは重曹の添加量だ。たくさん使うとワラビがトロトロになってしまう。私は過去数回失敗して今のアク抜き法に辿り着いた。

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