草津宿本陣門前に「細川越中守宿」と書かれた宿札が掲げられていた。これは肥後国熊本藩主の宿泊を意味する。本陣に入りビニール傘を置こうとして「草津忘れな傘」というタイトルが目に入った。

聞くところによると鉄製の門扉などを手がける会社ナルディックの協力で草津の観光施設に傘立てを設置し善意で傘を貸しているのだ。タイトルは「勿忘草(わすれなぐさ)」とかけてあって、使用後は何箇所かある設置場所に返却するよう求めている。傘を忘れて突然の雨に打たれる私のような旅人を救う取り組みはすばらしいと思う。

昭和15年(1940)頃に撮影された本陣の写真に注目して欲しい。敷地の南端に堀(小川)があることがわかる。これはJR西一踏切からのびる道筋で現在は暗渠化されているものと思われる。小川小路の名称はこの堀にちなむ。

聞くところによると鉄製の門扉などを手がける会社ナルディックの協力で草津の観光施設に傘立てを設置し善意で傘を貸しているのだ。タイトルは「勿忘草(わすれなぐさ)」とかけてあって、使用後は何箇所かある設置場所に返却するよう求めている。傘を忘れて突然の雨に打たれる私のような旅人を救う取り組みはすばらしいと思う。

昭和15年(1940)頃に撮影された本陣の写真に注目して欲しい。敷地の南端に堀(小川)があることがわかる。これはJR西一踏切からのびる道筋で現在は暗渠化されているものと思われる。小川小路の名称はこの堀にちなむ。
