寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

福山市地吹町の旭観音堂(その2)

2012年09月29日 | 郷土史
新四国霊場第八十五番のお堂前には多数の石仏が並ぶ。そしてお堂と地蔵群の間にもう一つ力士の墓(浦の柗利太郎)が立っている。

力士(浦の柗利太郎)の墓

お堂を覘こうとすると鍵がかかっていた。お婆さんは「管理者が高齢になってしまって…防犯上こうするしかないとか」と話し始めた。

「最近、引ったくりなどが頻発して物騒ですよねー」

「ほんとそう。ここも賽銭泥棒が後を絶たないんで鍵をかけるようになったんですよ」

「罰当たりな奴がいるってのは本当なんですなー。嫌な時代だ」

戦前の教育を受けた女性は凛として品があった。そして私の質問に可能な限り答えようと記憶の糸をたぐって下さった。若い者に伝えておきたいという気持ちが湧き起こったようである。

鍵のかかった旭観音堂

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街中で人目を引く彼岸花 

2012年09月29日 | 日記
交通量の多い国道2号線の植え込みに秋の訪れを告げる彼岸花が咲いた。田舎の畦道とは全く逆の環境でも花は育つ。その力強さに感動した男2人(見知らぬ者同士)は口を開いた。

「街中の彼岸花も悪くないねー」

「ええ。今年も見られてよかった」

我々の会話を聞いた通行人が足を止め出した。花には癒し効果が確かにあるようだ。

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