三原城跡発掘調査現地説明会に参加（その６）

三原城跡２次調査現地説明会（発掘場所は三原市本町１丁目１）は予定通り午後２時から行われた。仮設テントの前に立つ市教育委員会の女性から資料を貰って参加者の列に並ぶ。



郷土史に興味を持つ老若男女は５０人ほどはいただろうか。地元のケーブルテレビ局（ＭＣＡＴ）の男女ペアが取材に来ており私は打ち合わせの様子を傍から見ていた。城下町みはら散策マップを手にした男性が数人いたが、私のように三原市外からの参加もそこそこあったのだろう。

春を告げる手長ダコ

手長ダコがスーパーの鮮魚コーナーに沢山並ぶようになった。春先の手長ダコを心待ちにする瀬戸内の人間は多い。クネクネ動き回るタコが１パイ１００円程度で手に入る。だから福山市中心部で暮らす者は笠岡近辺の漁師に深く感謝しているのである。


鮮度抜群のタコは胴（頭）をひっくり返してワタを抜き、調理バサミを使って目玉とクチバシを除去する。次に両手でタコを優しく揉み込んでいく（私は塩を添加しない）。しばらくすると体表や吸盤内の汚れが浮き上がってくるので灰色の泡を水で洗い流す。


大人しくなったタコをゆでる前に気をつけることが一つある。鍋にわずかな油脂分が残っているとタコの皮が剥がれて汚らしいから中性洗剤で丁寧に磨いておく。熱湯にタコを投入し小豆色になるまで待つ。胴の部分に割り箸の先を突っ込んで引き上げ十分に湯切りを行う。ペーパータオルを敷いた皿（バットがあればベスト）に移して自然に冷ます。タコ独特の香りが部屋に充満し思わずつまみ食いしたくなるほどだ。