広島県福山市中心部での花見は今日が最高！

港町公園の満開の桜。大勢の花見客で賑わっていた。桜の下で弁当を食べる親子連れは見ていて気持ちがいい。


私はわざわざ遠出するよりも近場でのんびりと楽しむ方が好きである。風が吹くたびに花びらがヒラヒラと舞い散っていく。今日は美しさとはかなさを心行くまで堪能した。

総社市上林・こうもり塚古墳

備中国分尼寺跡から少し西へ行くと小高い丘陵がある。全長約１００ｍの前方後円墳は昭和四十二年（１９６７）二月十五日に国指定史跡となった。



石室入口付近に構造の図説があるので考古学の初心者には有りがたい配慮だ。仁徳天皇との恋物語で有名な黒姫の墓という見方もある。



横穴式石室の中には刳りぬき式家形石棺（貝殻石灰岩製）が納められているが、その石は井原市野上町産ということらしい。誰もが口を開けた石棺のすぐ前まで近づくことができるのが嬉しい（見学無料）

福山市北本庄４丁目の艮神社（後編）

艮神社の所在地は福山市北本庄４丁目１‐１。ＪＲ福塩線・備後本庄駅から約５００ｍ北に位置している。『広島県神社誌（平成六年八月一日発行）』の解説を引用する。

祭神　素盞嗚命、稲田姫命
本殿　一間社入母屋造、向拝付、本瓦葺（間口一間半、奥行一間半）
付属社殿　拝殿（四・五坪）、神輿舎（四坪）、鳥居一基
境内地　二七一・一二坪
由緒　創祀年代は不詳であるが、元禄十三年（一七〇〇）五月検地の際、社地二十四歩、林三反五畝、畑三反二十六歩を除地されたことが知られる。なお、鎮座地を艮端と称した（『福山志料』）


拝殿に飾られた絵馬はお宝である。大分色褪せてはいるが、「日露戰爭奉天城攻撃占領之圖」というタイトルは読み取れる。これからも大切に保存してもらいたい。



御輿社の隣が若宮社で境内社がもう一つある。斜面すれすれに建つ小祠の名前は不明。近隣から移して合祀したものかもしれない。社殿の形状は土手下、水門の東側付近から眺めるのがおすすめだ。