青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

モノこそ思い出

2013年08月27日 23時13分38秒 | 日常

(画像:引退間近)

あとは引退を待つばかりとなってしまった我が愛車の若かりし姿。さすがに今と比べると塗装にツヤがあるな。よく考えたら、それまで中古ばかりを乗り継いでいた自分が買った初めての新車と言う意味でエポックメイキングであったかもしれない。大手私鉄のお古ばっかりで糊口を凌いでいた地方私鉄が初めて導入した自社発注車みたいなもんか。「引退決定した自社発注車」と来れば真っ先に撮影ポイント付きの煽り記事でRMあたりが特集を組んでくれるはずなんだが、日曜日にせっかく買い物行くのに走らせたにも関わらず沿道には三脚一本も立ってなかった。寂しいもんだ(笑)。


秋風澄み渡る八ヶ岳、独身の頃は天気が良いと聞けばフラリと片道200kmくらい走るのは訳もなかったなあ。


道があれば、秘境もなんのその。奥只見シルバーライン終点にて。


まあ出掛けて行くのは甲信越方面が多かったかねえ。旧山古志村・中山隧道と対峙する愛車。さすがに入れなかったw


真冬のR120戦場ヶ原。そう言えばこのクルマからスタッドレスを装備したんで、冬になると雪道走りたくて仕方なかった。


豪雪の奥会津に、卸したてのスタッドレスで突っ込んでったのもいい思い出。一晩で60cmくらい降ったっけかなあ。


雪も走ったが、浜辺も走ったよ。石川県はなぎさドライブウェイにて。


やっぱり一番の思い出は、夏の九州一周旅行でしょうか。このクルマ一番の遠出でしたからねえ。阿蘇登山道路での一枚。


絶景の阿蘇外輪山・大観峰にて。
最後は開聞岳まで南下して、帰りに縁石にオイルパン引っ掛けちゃった通称:佐伯事件があった事を思い出す(笑)。
一週間全部で3200kmくらい走ったんだけど、もうそんな体力もヒマもないだろうなw

付き合い始めてかれこれ8年、思えばいろいろな季節と共に駆け抜けた8年間でありました。
今はチャイルドシートを2個付けて、すっかりファミリーカーだけど、こんなヤンチャが出来たのも愛車のおかげ。
モノより思い出と言うけれど、この思い出は愛車があってこそ成し得たものだからなあ。
愛車をモノと言ってしまうのは憚られるけど、いい意味で、モノこそ思い出だったよ。
新車への期待とともに、別れの寂しさはつきまとうものです。
コメント
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