青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

聞くは一時、聞かぬは一生。

2020年04月29日 18時00分00秒 | 東武鉄道

(6050パラダイス@下今市駅)

過日、チケット屋で販売されていた東武の株主乗車券を使っての日光行脚。6050系の乗り鉄を愉しむのもあったのですが、あわよくば昨年末~年初にかけて登場した6000系カラーのリバイバル編成を撮影したいというのがありました。しかしながら、東武の車両の運用情報なぞ全くもって疎く、そもそも6050系の運用範囲が南栗橋~東武日光・会津田島までと物凄い広さなので、どうやって捕まえられるのかとんと見当も付きません。少なくとも南栗橋~下今市の間ではリバイバルとすれ違う事もなく、新栃木の車庫にもいなかったんで、どっかで動いているとしたら日光鬼怒川方面のはず。と見当をつけて暫く下今市のホームで張ってみることに。さすがに日光・鬼怒川線界隈は6050系のパラダイスなので、一般カラーは次から次へと入れ食い状態で大変よろしゅうございますが、リバイバル編成は現れず・・・

小一時間待ってもなかなか現れないリバイバル。どっかにいるはずなんだけど、どこへ行ったのやら。新藤原とか鬼怒川温泉で留置されてたら嫌だなあ・・・とは思ったのだけど、こっからむやみに動き回るのも無駄足極まりない。思案した挙句、結局下今市の駅員さんに「あのう・・・すいません、今日リバイバルカラーって走ってるんでしょうか?」と聞いてしまいました。マニアの趣味ごときで現業の方を煩わせるのなんて申し訳ないと思っているタイプなんで、出来ればあまりこういう事はしたくないのですが、そんなワタクシの心の葛藤をよそに「動いてますよ。次の鬼怒川温泉からの電車ですね。東武日光行きです」とあっさり答えてくれた若い駅員さん。恥を忍んでさっさと聞けば良かったか!(笑)。

ホームからだと鬼怒川温泉方からの進入は撮影しづらいので、駅の日光側の跨線橋からリバイバルを狙います。4両編成(2+2)のどっち側にリバイバルがくっついてるのか分からないので賭けだったんだけど、男体山をバックにカーブを回って駅に進入して来たのは、なんとリバイバル+リバイバルの4連!ハラショーッ!と心の中で雄叫びを上げたのは言うまでもありません(笑)。見ざる言わざる聞かざるは、この趣味やるには御法度か。聞くは一時聞かぬは一生、昔の人はいい事を言うものです。

コメント
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