(ほくとのひまわり@山梨県北杜市明野)
日曜~月曜と家族サービスで山梨に行ってきました。本来であれば避暑も兼ねて…ってトコだったんだけど、そもそもが甲府で連日の40度超えとか言ってるんだから開いた口がふさがりませんわな。まあアタシら家族が行ったのは八ヶ岳南麓の北斗市(旧大泉町)なんで朝晩はさすがに涼しかったけど、日中は自宅にいる時と大して変わんなかったよ。クルマでの移動、観光と小さい子連れでは熱中症が怖いから、とにもかくにもその辺りには気を使ったんだけど家族で使った飲み物代はいくらになったんでしょうか(笑)。トップ画像は北斗市名物・旧明野村のひまわり畑。毎年恒例サンフラワーフェスにはクソ暑い中大勢の観光客が参戦しとりましたが、太陽の申し子ヒマワリも心なしかうなだれ気味。お前が暑さに負けてちゃダメだろうが!(笑)。
今回は家族サービスなので、お鉄な活動は控えめに。それでも車窓に線路が見えれば、「あれ、なにせん?」と助手席の息子が問う。前にオトコ×2、後ろにオンナ×2と真っ二つに分断されたドライブ車中は、趣味も行動も真っ二つの冷戦状態w。後部座席で眠りこけるオンナどもを尻目に、午後はカーブの外側が順光になる小淵沢の大カーブ。夏雲の八ヶ岳をバックに築堤を行く小海線&中央本線に向かって「バイバ~イ!」と大きな声でエールを送るのであります。
宿に入る前の時間を使って、中央東線の名物ポイント「三峰の丘」で臨時あずさを捕獲with息子。多客期は国鉄型特急車も参戦する東線恒例のあずさ臨時便ですが、お盆休みの名物ポイントっつーこともあり先客もちらほら。線路際のお立ち台に子連れで参戦するのもナンなのでちょっと離れた位置からサイド気味に押さえたのだが…なんかヘッドマークは「普通」になってるし、横の行き先表示幕は「快速 白馬」になってるし何なんじゃこれは(笑)。後で話を聞けば「幕がぶっ壊れた」と言う事らしいのだが、先頭ドカンな構図で暑い中待ってたお立ち台の同業者の心中を察するに余りある夏の悲劇。何と声を掛けていいのやら分かりませんが、とりあえずお疲れ。
宿に泊まって翌朝は、こっそり一人で朝の鉄活動。再び朝の小淵沢大カーブに来てみたのですが、相変わらずここの眺めは極めて雄大ですなあ…雲一つない青空、弓なりにカーブする大築堤の手前には盛夏を謡う青々とした棚田、そしてカーブの向こうの甲斐駒ヶ岳。真夏の朝は空気がガスっぽくなるんですが、何とか甲斐駒の姿も見えますね。山の稜線が見えなかったら場所替えだと思ってたんですが。
カーブの内側に広がる農道に三脚を立て、アングルを思案しながら待つ列車を待つは始発の小淵沢6:18発の小諸行き。早朝から田んぼの様子を見に来た農家のおっちゃん、ここは昔っからあまたの撮り鉄がウロチョロしてる場所でもあるので気に留めた風もないのだが、心中やいかに。もっと山の稜線がくっきり見えていれば長いタマで山を引き付けても良かったけど、日が昇っても稜線のうっすら気配は変わらないので広角で。森の向こうからひょっこり顔を出したキハ110が、夏をなぞるようにゆっくりと大カーブを登って行きます。撮り鉄には不評なキハ110系列ですが、こうして見ると風景を邪魔しない控えめなデザインでこれも良し。そもそも列車がキハ28とかだったら、死ぬほど撮り鉄が集まっちゃって迷惑でしょうしw
いやあ、やっぱりこの大カーブは甲信越を代表する鉄道シーンと言う事を改めて実感。
朝一番で撮った事なかったんだけど、光線といいちょっとモヤった空気感といい、夏らしい写真になって満足ですよ。
さて、今日も家族サービスだ!