tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

Bon Voyage!

2006年01月03日 | 日々是雑感
駅前に出かけたら、東京三菱銀行の看板が「三菱東京UFJ銀行」に変わっていた。店名は「学園前北口支店」。この店の北側(筋向かい)には旧UFJの店舗があって、こちらは「近鉄学園前支店」。頭がこんがらがってしまいそうだが、いずれ再編成されるのだろう。

学園大和町の奈良銀行も、りそな銀行に変わっていた。京都銀行は近くJR奈良駅前に出てくるから、地元の雄・南都銀行の迎撃とあいまって、奈良は新たな金融激戦期に入ったことになる。

4月からは流通業者への「銀行代理店業務」解禁に伴い、銀行の休業日や営業時間も弾力化されるそうだから、利用者にとっての選択肢は飛躍的に高まるだろう。

銀行といえば昨日、このブログで金利上昇のことに触れたが、今朝の新聞に、セブン&アイ・ホールディングス会長(兼イトーヨーカドー会長)の鈴木敏文氏が「内需を盛り上げるために、金利を正常な状態に戻してほしい。金利上昇は預金者の心を豊かにします」と書いていた(1/3付 日経新聞)。

同紙でちょっとショックだったのは、英国エコノミスト誌編集長のビル・エモット氏(『日はまた沈む』の著者)の発言だ。21世紀の日本は「フランスのようなイメージだろうか。もはや世界経済をけん引することはない。ただし経済的、政治的な大国として存在感は堅持し、必要なときにはもの申す発言力は確保していく」と述べていた。

うーん、まぁそれも良いのかも知れないが。もともと資源小国で人口は減少に転じたことだし。その分、テクノロジーや文化・芸術面で抜きん出るという選択肢もアリだろう。そんなわが祖国には、Bon Voyage(ボン ヴォワイヤージュ 良い旅を)!と片言のフランス語で声をかけてあげたい気分だ。

そういえば、志賀直哉はかつて「日本はいっそのこと国語をフランス語にすればいい」と爆弾発言したことがあった。それだけはご免こうむりたいのだが。
コメント (4)
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