《待ちかねた 身知らず柿》
病院の食事は何とさびしく味気ないものか。カーテンで囲まれた病院のベッドで一人プラスチックの配膳に向かうとき、とても惨めな気持ちになる。ほとんど寝ている生活だからなのだろうか、標準食の1400kcalは自分には物足りないし、贅沢は言えないが、メニューも食欲をそそるものではない。
食後、ぼんやり窓の外を眺めると、窓越しに紅いモミジが青空に映えていた。
土手の大きな黄色い葉はクズだろうか。時折膨らんだススキの穂が揺れ、アカネが緩慢に舞っているのが見えた。終わる秋の穏やかな陽があまりに目映かった。
我が家の小春日の縁側で、ばあちゃんが剥いてくれる柿やリンゴを食べる孫の姿が浮かんできた。こんな幸せな時間を一緒に過ごせないことが辛い。早く健康を取り戻さなければと痛感している。
【11/14 メモ】

病院の食事は何とさびしく味気ないものか。カーテンで囲まれた病院のベッドで一人プラスチックの配膳に向かうとき、とても惨めな気持ちになる。ほとんど寝ている生活だからなのだろうか、標準食の1400kcalは自分には物足りないし、贅沢は言えないが、メニューも食欲をそそるものではない。
食後、ぼんやり窓の外を眺めると、窓越しに紅いモミジが青空に映えていた。
土手の大きな黄色い葉はクズだろうか。時折膨らんだススキの穂が揺れ、アカネが緩慢に舞っているのが見えた。終わる秋の穏やかな陽があまりに目映かった。
我が家の小春日の縁側で、ばあちゃんが剥いてくれる柿やリンゴを食べる孫の姿が浮かんできた。こんな幸せな時間を一緒に過ごせないことが辛い。早く健康を取り戻さなければと痛感している。
【11/14 メモ】