エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

梅雨 心落ち着く庭

2010-06-19 | Weblog

クロヒカゲ
 どんよりした梅雨の曇り空に、ときどきクロヒカゲ、ホシミスジが庭を舞っていた。

 アジサイのつぼみのない枝を大分落した。萌香ちゃんに、茎の下の方の葉を取ってもらい挿し床に挿した。
約100本もあるか。根の出たアジサイは、裏の空き地に植える。昨年もだいぶ植えた。そのうち一面アジサイの花で埋めつくされるだろう。
 梅雨の季節、アジサイの7変化は楽しみのひとつ。先陣を切ってヤマアジサイの装飾花が開いた。



 ジンチョウゲの枝に隠れて、キョウカノコがきれいに咲いていた。また、柿の木の下にもシモツケソウ(我が家の葉アスチルベという園芸種のよう)が粟粒の花を咲かせていた。
そして、マツモトシモツケも濃い赤いつぼみが開いてきた。これらはとても雰囲気が似た花だ。


キョウカノコ

シモツケソウ

マツモトシモツケ

ツユクサの仲間

 萌香ちゃんとフランネルのキアゲハの幼虫を観察をした。ほとんどがじきに蛹化しそうな終齢になっていた。
萌花ちゃんはカラスノエンドウの種を集めていて、大きな種を見つけた。
黒くなったカラスノエンドウの殻にはほとんど8個入っていたが、それは倍くらい大きさの実が二つしか入っていなかった。
後から図鑑で調べたら、別種のスズメノエンドウであることが分かった。いづれも2年草であることもわかった。
いろいろ教えてやろうと思っていたら、教えられた。実に身近な自然も知らないことばかりだ。

梅雨時の庭は、とてもこころが落ち着く。本当に、ときがゆったりと流れていると実感している。