エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

梅雨の晴れ間に

2010-06-21 | 自然観察
梅雨の晴れ間、天気予報に反していい天気に恵まれた。
武琉君にヤゴ採りに行こうと誘われ、重い腰を上げた。
バケツとたも網を持って近くの里山へ、手ごろな流れ、水辺を漁ってみた。
武琉君は意欲的に網をすくっていたが、収穫はなかった。

 池にはクロスジギンヤンマが行ったり来たりしていた。悠然と通り過ぎる尾の部分の瑠璃色の斑紋が実に美しかった。
よく棲み分けをするといわれるギンヤンマもお腹の空色で確認できた。
ヨツボシトンボやコサナエは前より少ないようだった。
連結して産卵するエゾイトトンボが多かったが、モノサシトンボや羽化したての弱々しく飛ぶイトトンボを見つけた。
また、コサナエとシオヤトンボの連結体も撮ることができた。

モノサシトンボ


シオヤトンボ


ヤマサナエ




ハラビロトンボ 成熟♂


オオキトンボ?


カンボクは既に散り、エゴノキとヤマボウシが満開、コゴメウツギに変わって咲き始めたウツギにウラギンヒョウモンが来ていた。
これから虫たちがたくさん集まるノリウツギはつぼみが大きく膨らんできた。

エゴノキ


ウラギンヒョウモン


 ヤマボウシの花にエグリトラカミキリ


ノイバラにヒメコガネ

ハナカミキリもカメムシも甲虫類もそれぞれに魅力的だ。

 途中で、クララを数本見かけ、かつてはこの辺りにも生息していたであろうオオルリシジミを思い浮かべた。
草原にミヤコグサの群落が鮮やかだった。(2010.6.20)

ダイミョウセセリ


ツバメシジミがシロツメクサで産卵


 ミヤコグサ