エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

庭に秋を見る

2010-10-04 | Weblog

キンモクセイの甘い香りが庭中に漂っている。
この季節になると、キンモクセイは本当に2度咲くのか、観察したことを思い出す。
 何年か観察した結果、9月末に先ず1番花が咲きだし、約1,2週遅れて本格的な2番花が咲くことが分かった。
豪華な2番花が咲きだすころには、色が濃くなった一番花が色あせ散りはじめる。

一番花 9/25


2番花 10/4


 日に日に秋が深まる庭に、小さな命を見つめている。
ファインダーに見つめる虫たち、草花が愛おしくてならない。
 あちこちにカマキリが見つかる。陽だまりで、少し動きが鈍くなったカマキリのおしりが膨らんでいた。
 相変わらず、ヤマトシジミが足元を乱舞している。
 シオンにはイチモンジセセリがよく似合うが、今日は珍しくアカタテハやミドリヒョウモンが集まっていた。



モンシロチョウ


ヤマトシジミ


ヤマトシジミ♀


ベニシジミ


ハゼやツタの盆栽が真っ赤に色づいた。


 夏の間、大きな花を咲かせ続けたひまわりを抜いた。
 こぼれた種から育ったサルビアが真っ赤な花をつけた。そこここに、秋の訪れだ。

 何年も前に切ったケヤキの幹に、鮮やかな黄色いキノコが顔を出していた。
どうもニガクリタケのようだ。

ニガクリタケ?


 ラジオのニュースで、新潟の票湖にコハクチョウが飛来したと伝えていた。
例年より1週間早いというが、そんな季節なのだ。また、翁島の田んぼにコハクチョウに会いに行きたいと思っている。