アマゾンから坂村真民の詩集「念ずれば花ひらく」が届いた。
一篇一篇の詩の心を静かに見つめた。
ほとんどが初めての詩、どれもが心に響く。
その中の「今」「ねがい」を転記した。
そして、「今を生きる」をあらためて胸に刻んだ。
*************************
ねがい
いつかは
その日が来る
その日のために
一切が生きているのだ
飛ぶ鳥も
咲く花も
その日は
明日かもしれない
いや
その日の
夕方かも知れない
それゆえ
その日は
つゆくさのつゆのように
うつくしくかがやきたい
********************
今
今を生きて咲き
今を生きて散る
花たち
今を忘れて生き
今を忘れて過ごす
人間たち
ああ
花に恥ずかし
心いたむ日々
********************
老いること
老いることが
こんなに美しいとは知らなかった
老いることは
鳥のように
天に近くなること
花のように
地に近くなること
しだれ柳のように
自然に頭のさがること
老いることが
こんなに楽しいとは知らなかった
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一篇一篇の詩の心を静かに見つめた。
ほとんどが初めての詩、どれもが心に響く。
その中の「今」「ねがい」を転記した。
そして、「今を生きる」をあらためて胸に刻んだ。
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ねがい
いつかは
その日が来る
その日のために
一切が生きているのだ
飛ぶ鳥も
咲く花も
その日は
明日かもしれない
いや
その日の
夕方かも知れない
それゆえ
その日は
つゆくさのつゆのように
うつくしくかがやきたい
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今
今を生きて咲き
今を生きて散る
花たち
今を忘れて生き
今を忘れて過ごす
人間たち
ああ
花に恥ずかし
心いたむ日々
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老いること
老いることが
こんなに美しいとは知らなかった
老いることは
鳥のように
天に近くなること
花のように
地に近くなること
しだれ柳のように
自然に頭のさがること
老いることが
こんなに楽しいとは知らなかった
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