先日、N先生から絵付けを頼まれた茶碗が届いた。
実は、預かった60数個の素焼き茶碗のうち、了解を得ないで3点を自分用に勝手にデザインしてしまった。
もちろん、絵付けが済んで茶碗を渡すときに、快く事後承諾していただいた。
磐梯山の絵は、顔料に青と黒の呉須を使って、手持ちの小筆で描いた。いつもの猪苗代湖に浮かぶ磐梯だ。
一つは、茶碗の内側にも一周、湖と山並みを描いた。また、別のは、良寛のいつもの漢詩をデザインした。
透明釉をかけて、焼成温度は1230~1320℃くらいだろう。
ガス釜焼成なので、地色が白く、色がくっきり出ていた。
近頃は、この気に入った茶碗でお茶や、ぐい飲み代わりにお酒をいただいている。
昔作った自作の皿も出してきて、今日も一段とおいしい晩酌を楽しめそうだ。
*)呉須について
磁器の染め付けに用いる鉱物質の顔料。酸化コバルトを主成分として鉄・マンガン・ニッケルなどを含み、
還元炎により藍青色ないし紫青色に発色する。
日本では16世紀に美濃焼でコバルト呈色の染付が行われたが、17世紀になって伊万里焼が中国製の呉須を入手する。
天然に産した中国の地方名から生まれた日本名で、現在では合成呉須が広く用いられる。
実は、預かった60数個の素焼き茶碗のうち、了解を得ないで3点を自分用に勝手にデザインしてしまった。
もちろん、絵付けが済んで茶碗を渡すときに、快く事後承諾していただいた。
磐梯山の絵は、顔料に青と黒の呉須を使って、手持ちの小筆で描いた。いつもの猪苗代湖に浮かぶ磐梯だ。
一つは、茶碗の内側にも一周、湖と山並みを描いた。また、別のは、良寛のいつもの漢詩をデザインした。
透明釉をかけて、焼成温度は1230~1320℃くらいだろう。
ガス釜焼成なので、地色が白く、色がくっきり出ていた。
近頃は、この気に入った茶碗でお茶や、ぐい飲み代わりにお酒をいただいている。
昔作った自作の皿も出してきて、今日も一段とおいしい晩酌を楽しめそうだ。
*)呉須について
磁器の染め付けに用いる鉱物質の顔料。酸化コバルトを主成分として鉄・マンガン・ニッケルなどを含み、
還元炎により藍青色ないし紫青色に発色する。
日本では16世紀に美濃焼でコバルト呈色の染付が行われたが、17世紀になって伊万里焼が中国製の呉須を入手する。
天然に産した中国の地方名から生まれた日本名で、現在では合成呉須が広く用いられる。