エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

終の棲家

2010-12-17 | 日々の生活

夜の間に、今年初めての雪景色になった。
 動かない愛犬がこの冬初めての雪景色を眺めている。
 これくらいの雪景色であれば、毎日でもいいが・・・。



 毎日のように、静寂の夕暮れを眺める。裏庭に佇み、夕日に輝く磐梯を仰ぎ見た。
 厳しい寒さに麗しの磐梯、すがすがしい磐梯が聳えていた。



 新雪は5cmくらいだろうか、厳しい寒さに雪は朝のまま残っていた。
 新雪を音をたてながら踏みしめた。
綿毛を楽しみにしている咲き終わったツワブキの花にも、雪がかぶっていた。



 この美しい静寂の空間が、我が終の棲家となることが嬉しく思えた。
 葉を落とし空に伸びる細い枝越しに、美しい黄昏の空が広がっていた。

   黄昏に雪踏みしめし裏庭の終の棲家に磐梯かがやく 



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