エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ハクチョウと初詣

2014-01-06 | 日々の生活

 

 今年の恵方は東南東、我が家から東南東にある神社を地図で確認すると土津神社がぴったりだ。

  長浜のハクチョウを見がてら、初詣に出かけた。 子どもたちの冬休みもあとわずかになった。

  一人で水鳥観察に出かけたのは年末、子どもたちにも見せたかった。

 薄日が射す湖畔の寒さは独特だ。この厳寒に水鳥たちは元気に漂っている。

 ここに来ている水鳥の名前を孫たちに教えた。コハクチョウ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ユリカモメ。

  

 

 みんなで湖畔の中華料理店「西湖」でお昼を食べた。里山巡りで、近くへ来るといつもここで食事をしていた。

 子どもたちはチャーシュー麺、妻、娘は海老入り汁麺、我が輩は五目旨煮汁麺と、いつも決まった注文だ。

 帰りに売店を見ていると、店員さんが1000円札を差し出し、「どうしても欲しいというお客さんがいて、大きい絵を差し上げたと。額代と言って渡して下さいとのこと」と。

 いつかこの店で商品券3000円分が当たったことがあった。そのとき、お礼にと、数枚の我がスケッチ「麗しの磐梯」を差し上げた。

 その大小の額入りのスケッチ画をお店に飾っておいてくれたのだ。また、飾ってもらうように持参しようと思っている。

 翁島から土津神社へ向かった。途中の農道は通行止め、磐梯山が凛々しく聳えていた。 

 

 久々の土津神社参拝だった。雪の中に真っ白な大鳥居を見て、あらためて、ここにあった記憶を辿ったがおぼろげだ。おそらく白くペンキを塗り替えたのだろう。

 鳥居も、霊之碑も雪に埋もれていた。

 皆でおみくじを引いていた。武くんが大吉、他は末吉だった。じいはおみくじは引かない主義だ。

  

雪にアオギリの落ち葉が沈んでいた。見上げると、アオギリの葉が落ちずに青空に映えていた。

この実はコーヒーの代用にしたらしい。いつかやってみよう。

 

 

いくつかのお願いをして、心がすっきりし、いい年になりそうな気がしている。          (2014.1.5)