エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

思いがけない再会

2015-05-23 | 自然観察

 

 今朝は昨日と打って変わって初夏の陽気だった。

  朝一でA地点へクロスジギンヤンマの羽化状況を見に行った。

  新鮮な個体に会えたが、いつも大量に見らるヤゴの抜け殻は発見できなかった。コサナエもホバリングして挨拶してくれた。

 オクウスギタンポポを観察しようと行ったが、すでに広場は草刈りが済んでいた。昨年、タンポポ博士を案内したことを思い出した。 また、ヒメシジミも早いようだった。

   

ここで写真を撮っていると、見知らぬ人が近づいてきた。「会津メダカの学校」の代表と言う方だった。  【参: 「会津メダカの学校」 http://www6.plala.or.jp/t-bell/

「メダカの学校」聞いたことのある名前だったが、近くの湯川沿いの河川敷まで案内していただいた。

いろいろお聞きしながら名刺交換をしたら、僕を知る人で、娘の婚礼の主賓Muroさんだった。

一度だけお会いしていて失礼した。 互いに「その節は・・・」と挨拶した。思いがけない再会だった。

 
    

F地点へ向かう。目的は池の水位確認だ。相変わらず、池への流入が無く、数日前に管轄の役所に要望したところだった。

途中でギンイチモンジセセリを初見した。ヒメシジミはここもまだだった。

ギンイチモンジセセリ                            ヤマキマダラヒカゲ                              ツバメシジミ

   

コチャバネセセリ                                     ヒメジャノメ                                    エゾイトトンボ

   

G地点で逆さ磐梯を撮っていると、郡山へ向かう電車が通過した。田植えが始まっていた。

                                 ↓

           

小川の林には、いろいろなタイプのニホンカワトンボが一杯、木漏れ日にすがすがしい。

橙色翅型♂無色翅型♀

橙色翅型成熟♂未成熟♂

久々に西湖で昼食を取って、D地点へ向かう。

 ハクチョウ号が見える   いつも決まって五目旨煮汁麵

 

鉄塔の立つ」町所有の広場はすでに草刈りが済んでいた。一部刈り残してほしかったが既に遅し。

刈り取られた草原にツルフジバカマを探したが、見つけ難かった。でも、新しい芽が4~5センチ伸びていた。 ↓

   

 いずれにしても、5月初めから産み付けられた卵、そしておそらく2,3齢に育った幼虫にとっては大きな打撃だ。

 何とか難を逃れたヒメシロチョウに望みをつなぐしかない。危機的なこうした繰り返しに何とか生き延びている現状が切ない。

ヒメシロチョウの安定的な生息には、どうしても草刈りがキーワードだ。

 シュレーゲルアオガエル クロハナムグリ

4時からの会議を気にしながら、今日も楽しい、切ない里山巡りを終えた。(2015.5.22)