初夏の虫たちに会いに里山へ。昨年の今日、長原付近でアサギマダラを撮ったことを思い出し、また会えるかもと期待しながら向かった。
今年の冬は長く、春は短い感じ。例年より夏の訪れが早いようで、自然界も10日ほど進みが早い気がしている。
タンポポ博士と歩いたウスバシロチョウの里でも、昨年のいま頃は満開だったエゾタンポポはもう綿毛ばかりだ。
ウスバシロチョウの産卵風景は未だ撮れないでいる。
吸水
交尾を迫る
エメラルドグリーンが美しいアオゾウムシ
ヒメウラナミジャノメ交尾
ヒメジャノメ クロヒカゲ
ギンイチモンジセセリが出始めた草原で、久しぶりにツノトンボを見た。
ツノトンボの特徴は、①触角がチョウのように長い。②翅はトンボのように透き通っていて,止まるときに背中の上に折りたたむ。脈翅目に分類類され、ウスバカゲロウのなかま。
やや専門的には、① ツノトンボの翅には結節がない。②ツノトンボは翅を屋根型にたたんで止まることができる新翅類( 翅の基部の構造が翅を後方へ曲げて腹部の上で重ねることができるチョウ,セミ,ハチ,バッタ......等)で、トンボは旧翅類。
③ ツノトンボにはさなぎの時期(完全変態)がある。などだ。
( 参考 神戸のトンボ http://www.odonata.jp/index.html )
ツノトンボ
コサナエ ♀
♂
?
シオヤトンボ♀ 羽化失敗
ミヤマサナエ?
シオヤトンボ♂
♀
ハラビロトンボも現れた
ニホンカワトンボ 淡橙色型♂ アカヘリサシガメ
エゾイトトンボ スペード模様
♀
オゼイトトンボ
サラサヤンマ
ヤマフジ
カンボク
ミズキ
ハリエンジュ
ヤマボウシ
美しいブタナ
チョウ・トンボ、小さな自然に対峙するとき,も愛おしさがこみ上げてくる。
シャッターを切るときにいつもチョウやトンボに聞いている。 「おまえは、今何を考えているのだ」と。
精一杯に生を生きる小さな虫たちは,いつも純粋で,美しい。