エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

半年ぶりの入院に思う

2019-11-07 | エッセイ

  2019.10.21~22 半年ぶりの入院だった。

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ベットに横たわり手術の時間を待つ不安はこの上ない。

何度も現代医療に助けられながら走り続けてきたポンコツ車だが、部品交換、整備をしっかりすれば未だ走れると祈った。

午前中に諸検査を終えて夕方の手術。全身麻酔なので痛くも痒くもない。ただ、いつも麻酔が覚めてからが辛すぎる。

庭に風の音を聞きぼんやり見回すと、病室のカーテンが揺れ、ベットの脇に妻と看護婦が声をかけていた。

しばらく忘れていた点滴の辛さを繰り返しながらも、翌日夕方には退院できた。

幾度も繰り返した退院だが、いつも帰宅が嬉しくてならない。それは、新しい出発だからだろう。

新しい出発は反省から始めたい。

少し旅をしたい。上山、山寺、出羽三山・・・山形が良いか、それとも良寛の新潟か。

もう一度生き方を見つめたいと思っている。 

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飯豊山初冠雪