エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

久々の里山散策 

2020-10-27 | 日々の生活

 
里山散策は10日ぶりだろうか、入院やら天候不順やらで今日になった。

終焉を迎える小さな虫たちとの別れも近く、しみじみ秋の深まりを感じてきた。

いつしかソバ畑の刈り取りも終わっていた。

山道を進むと、元気なのは越冬するキチョウやオツネントンボだ。

アキアカネ、ノシメトンボが舞い上がる。ヒメアカネを見つけた。 

    オツネントンボ

ノシメ ヒメアカネ

アキアカネはほとんどがペアだ。  

 産卵

    アキアカネ

ヒシの実が打ち上げられた水辺、寂しくなった。

キトンボが数頭、遅い生まれのアジアイトトンボが1頭止まった。

 キトンボ

アジアイトトンボ

マユタテアカネ ヒシ

ツルウメモドキ ウメモドキ

シオデ?    ニホンカナヘビ

 

帰りに、Hさんのリンゴ畑に寄った。

残念ながらお目当てのリンゴはすでに終わり、枝に残るいくつかをいただいた。

これからのフジを来月半ばに分けてもらうことにした。

リンゴ畑は今年はクマの被害がひどく、約2か月間、毎日クマが出没していたとのこと。

小生がいつも散策している近くにもところにも、クマが徘徊していたようだ。  くわばら、くわばら。

 

 

久々に飯豊山がくっきり見えたので、いつもの長原の高台へ寄ることに。

いつも入れる駐車場、入り口に立ち入り禁止の車止めが。大熊町の仮設住宅が役目を終えたからか。

車を止めて向かうと正面になんとカモシカがじっとこちらを見つめていた。

遠くから飯豊山の遠景を撮り、おとなしく見つめるカモシカにシャッターを向けた。

   

右後ろ足を引きずっている。周囲は高台でフェンスが張り巡らされている。どこから入ったか、また出られないようで、かわいそうだ。

周囲は田園地帯だが、民家もあり往来激しい県道もあり心配だ。

帰宅後、怪我をしているカモシカの保護が必要かと思い、県の野生動物保護課の会津支部へ連絡した。

追って、市の教育委員会から電話が入った。どうも、特別天然記念物(ニホンカモシカ 等)等の管轄は市だったようだ。

夕方になり、県の担当課から連絡があり、状況を繰り返し説明した。対応がなされなかったようだ。

明日、もう一度様子を見に行って、再度連絡することとなった。 あのカモシカ、何とか外へ出られただろうか。

 

久々の外出だったが、いろいろなことがあるものだ。

まだ体調落ち着かず、翁島のハクチョウは次回にお預けだ。