昨夜、町内の冬の行事「歳の神」が行われた。
役員会の後、歳の神の準備に取りかかった。
秋に立てた茅の回りに、子供会が町内から集めた正月飾りを運んだ。
会館から何度も往復すると、膝まで埋まる雪の田に一筋の道が出来た。
例年吹雪になることが多いが、宵の明星が明るく輝いていた。
すっかり暗くなった6時に御神火が到着、辰年生まれの方が点火すると一気に燃え上がった。
お神酒、甘酒などが振舞われ、そこここで新年の挨拶が交わされていた。
皆それぞれに工夫してスルメやお餅を焼いていた。炙ったスルメで御神酒をいただいた。
途中で茅を支えていた青竹が何度も大きな爆竹音を出した。
暖かい火にあたりながら、あらためて今年の無病息災を祈った。
火は約1時間、燃え終わるころにチラチラ小雪が舞いだし、趣き深かった。
町内の歳の神も今年が最後などと寂しい会話が聞こえた。わずかに残っていたこの田んぼも住宅地に開発されるという。残念でならない。
なんとか代替地を探して、この伝統行事をなんとか残していきたいものだ。
参)【 拙ブログ「歳の神の茅を立てる」(2011-11-13)
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=4172f5bd120965d0ebf3a49e063eb131 】
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