エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

消化器科 検査

2018-02-22 | 日々の生活

今日も春の陽が眩しい。

庭の冷え込みから解放された木々、今日も始まる。

ハクモクレン   クマシデ

ドウダン   2階から

決して長生きしたいわけではないが、成り行きで消化器科の検査となった。

一昨日は大腸検査、今日はCTと胃カメラだ。

腫瘍マーカーが数ヶ月で急上昇、気が進まないが念のための検査を勧められた。

体調は、少し疲れるが歳のせいかと思う。生活に支障はないし、食事も美味しく晩酌も楽しんでいる。

 

先ずはCTから。

かつては、幾多受診したCT、造影剤が入ると、全身が火照り、忘れていた感覚が蘇った。

検査の10分足らずにいろいろな思いが巡った。

助けられ、今ある幸せに収斂する思いだった。

続いて、不安を抱きながら辛い胃カメラを飲んだ。

「胃の中はきれいです。心配ありません。」  看護師の一言に安心した。

順調に検診を終え、診察。 4月に再CTとなってしまった。

きれいになった広い検査待合室の、緊張の静寂が心地よかった。

生に執着するわけではないが、病気が嫌だ。

 

午後、検査を終えた気持ちは春、久々の穏やかな日が眩しい。

何日かぶりに美しく聳える磐梯山を見ると、コハクチョウに会いに行きたくなった。

一人、崎川浜を目指した。

およそ3百羽か、コハクチョウが泣き叫んでいた。北帰行間近の感じがした。

今日も言葉はいらなかった。スノーシューを履き湖岸を歩き感動に浸った。

  

  

 

   

   

 

 


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