《写真はパンフレットに使われた桜下弾弦図屏風(部分)》
東京丸の内の出光美術館*で「風俗画による日本の暮らし-平安から江戸-」を鑑賞した。(3/4~4/23)
日常生活の有り様を主題に描かれた「風俗画」という一つのジャンルを認識しながら見るのは初めてだった。
風俗画は、古くは奈良時代から始まるようだが、平安時代末期の「伴大納言絵巻」は庶民の生活を伺える代表的な描写。室町時代から桃山時代にかけて、添景ではなく風俗表現が一つの画材として独立し「風俗画」として描かれるようになった。多くの絵巻や屏風に描かれた当時の生活の様子は歴史の貴重な資料でもある。
暗く地味な作品が多かったが、様々な職業を描いた「職人尽絵巻」や当時の京の都の様子が描かれた「洛中洛外図」は興味深かく印象に残った。当時の庶民の生活をいろいろ思い巡らした。
風俗画は、この「洛中洛外図」を母体にして、季節の行事や歌舞伎の鑑賞、遊郭での遊びなどのいろいろな主題へと発展していったという。
今まで気づかなかった日本画の1ジャンルを楽しむことができたが、これからはここに描かれた絵の背景を少しずつ掘り下げてみたいと思った。
*http://www.idemitsu.co.jp/museum/gaiyou.html
東京丸の内の出光美術館*で「風俗画による日本の暮らし-平安から江戸-」を鑑賞した。(3/4~4/23)
日常生活の有り様を主題に描かれた「風俗画」という一つのジャンルを認識しながら見るのは初めてだった。
風俗画は、古くは奈良時代から始まるようだが、平安時代末期の「伴大納言絵巻」は庶民の生活を伺える代表的な描写。室町時代から桃山時代にかけて、添景ではなく風俗表現が一つの画材として独立し「風俗画」として描かれるようになった。多くの絵巻や屏風に描かれた当時の生活の様子は歴史の貴重な資料でもある。
暗く地味な作品が多かったが、様々な職業を描いた「職人尽絵巻」や当時の京の都の様子が描かれた「洛中洛外図」は興味深かく印象に残った。当時の庶民の生活をいろいろ思い巡らした。
風俗画は、この「洛中洛外図」を母体にして、季節の行事や歌舞伎の鑑賞、遊郭での遊びなどのいろいろな主題へと発展していったという。
今まで気づかなかった日本画の1ジャンルを楽しむことができたが、これからはここに描かれた絵の背景を少しずつ掘り下げてみたいと思った。
*http://www.idemitsu.co.jp/museum/gaiyou.html
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