NHKのクローズアップ現代「“千の風”に寄せる思い」(2/26放送)を見た。
*** NHK解説より***
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19世紀中頃、アメリカで生まれたといわれている詩、「千の風になって」は「米同時多発テロ」や「IRAテロ」の遺族など、世界中で、悲しみにくれる人々を励ましてきた。日本でも神戸の教会に事故や病気で家族を失った人たちが集まり、毎月、この詩を歌い継いできた。詩に曲をつけた作家・新井満氏のもとには5000通を超える手紙が寄せられている。「家族を亡くした悲しみを癒された」「病気と闘う力をもらった」など、一人ひとりの心情が綴られている。番組では、この歌に生きる力をもらったという全国各地の人びとを訪ね、その思いを描くとともに、新井満氏をゲストに迎え、「千の風になって」の誕生秘話や「死生観が変わった」という詩のメッセージについて聞く。
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昨年末の紅白歌合戦で秋川雅史が歌ってから日本中で話題になり、ベストセラーになったという。何度か聴いていたが、今回の放送で初めて詩の中身を知った。心から癒され、勇気が湧く曲と詩だと思った。確かに、亡くなった大切な人はお墓にはいない。千の風になって吹き渡っている。本当にそうだと思った。
”千の風になって”は作者不明の英語詩「a thousand winds」を作家の新井満さんがを日本語訳して曲をつけた。
しばらく購読していた月刊誌「MOKU」で、彼が歴史上の人物のお墓参りをしている紀行文「お墓参りは楽しい」の連載を楽しみに読んだことを思いだした。そんなことも、この詩との出会いの縁があったのだろうか。新たな死生観を抱きつつ詩をを和訳し、曲まで作ったのだろうと想像した。
この癒しの曲は確かに悲しみを鎮めるものだが、私にはもっと前向きに勇気を奮い立たせてくれる曲に聞こえる。これからもそんな聴き方をしてみたと思っている。
【日本語訳】
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
あの大きな空を
吹き渡っています
【英語詩】
A THOUSAND WINDS
Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.
When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.
Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.
*** NHK解説より***
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19世紀中頃、アメリカで生まれたといわれている詩、「千の風になって」は「米同時多発テロ」や「IRAテロ」の遺族など、世界中で、悲しみにくれる人々を励ましてきた。日本でも神戸の教会に事故や病気で家族を失った人たちが集まり、毎月、この詩を歌い継いできた。詩に曲をつけた作家・新井満氏のもとには5000通を超える手紙が寄せられている。「家族を亡くした悲しみを癒された」「病気と闘う力をもらった」など、一人ひとりの心情が綴られている。番組では、この歌に生きる力をもらったという全国各地の人びとを訪ね、その思いを描くとともに、新井満氏をゲストに迎え、「千の風になって」の誕生秘話や「死生観が変わった」という詩のメッセージについて聞く。
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昨年末の紅白歌合戦で秋川雅史が歌ってから日本中で話題になり、ベストセラーになったという。何度か聴いていたが、今回の放送で初めて詩の中身を知った。心から癒され、勇気が湧く曲と詩だと思った。確かに、亡くなった大切な人はお墓にはいない。千の風になって吹き渡っている。本当にそうだと思った。
”千の風になって”は作者不明の英語詩「a thousand winds」を作家の新井満さんがを日本語訳して曲をつけた。
しばらく購読していた月刊誌「MOKU」で、彼が歴史上の人物のお墓参りをしている紀行文「お墓参りは楽しい」の連載を楽しみに読んだことを思いだした。そんなことも、この詩との出会いの縁があったのだろうか。新たな死生観を抱きつつ詩をを和訳し、曲まで作ったのだろうと想像した。
この癒しの曲は確かに悲しみを鎮めるものだが、私にはもっと前向きに勇気を奮い立たせてくれる曲に聞こえる。これからもそんな聴き方をしてみたと思っている。
【日本語訳】
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
あの大きな空を
吹き渡っています
【英語詩】
A THOUSAND WINDS
Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.
When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.
Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.
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