エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

「ルリボシソウ」と呼びたい。

2006-03-18 | 自然観察
 今朝、春一番の畦の土手に群舞する空色の花をみつめた。
8時にはまだ寒くて開けません。9時半、春のやわらかな陽を浴びてオオイヌノフグリは開花。本当の春到来を感じさせた。
厳しく長い寒さに耐え、今清楚に美しく咲きはじめたるり色の花を見つめと、愛おしささえ感じた。重い雪の下に耐え、あるいは霜をすべてに受けた葉を思った。
 ようやく、風もない日だまりに可憐な小さな花を咲かせた。少し濃い青色の筋が入った水色の4枚の花弁は、真ん中に白い雄しべ2本を包んでいる。
 オオイヌノフグリは明治初期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物だそうだ。
でも名前がどうもいけない。いつももっと可憐な名前を付けてやりたいと思っていた。
俳人虚子は「いぬふぐり 星のまたたく 如くなり」と詠んでいる。
私もこの輝く星の様なイメージを考え、これからは「るり星草」と呼びたいと思っている。

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2 コメント

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虚子の俳句、 (しら)
2007-01-26 09:56:49
素敵ですね。足下の草花に思いをかける先人を、とても尊敬してしまいますね。るり星草って名前もいいなぁ!
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しらさんへ (会津マッチャン)
2007-01-29 11:38:22
暖冬で庭の雪も消えかけています。このまま春にはならないと思いますが、普段見られない真冬の季節の春を見つけたいと思います。
黒く濡れた落ち葉の間にスイセンが伸びてきました。
驚くように暖かい会津の冬です。
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