【コサナエの羽化】
今日も近くの里山を散策した。
田起こしが始まり、そろそろ水が入るのだろう。田んぼを見ながら山道に入るとミヤマセセリや真っ黒なニワハンミョウが迎えてくれた。
【春一番のミヤマセセリ】

ウスバシロチョウが出始めた。例年より10日ほど早い発生だ。また、しばらくぶりにツマキチョウを見ることができた。ファインダーに翅の先の橙色がみえたが、シャッターチャンスを逃してしまった。すぐに活発に飛び回り、なかなか止まってくれなかった。
【ウスバシロを初見】
【シオヤトンボ】
池の周囲には、ひらひらとウスバカゲロウのように舞うのは、先日のホソミオツネントンボか。あらためてがっしりした感じのオツネントンボとは違うなと思った。シオヤトンボが数頭、活発に飛び回っていた。未成熟の個体は、一見シオカラトンボ♀と見間違えそうになるが、ずんぐりしていて、羽の付け根や縁紋の橙色で区別出来る。 そして、運良く池の周囲で羽化したばかりのコサナエに出会った。一頭は丁度殻を抜けたところ、午前11時を廻っていた。 ハラビロトンボやオオイトトンボがそろそろ出ているかと思ったが、まだ見られなかった。

【コサナエの羽化】
その他、チョウは、モンキチョウ♂♀やモンシロ、スジグロシロ、ベニシジミが数を増してきた。勢いよく飛ぶナミアゲハ春型をこの春初めて目撃したが、あらためて小さいと思った。キアゲハはタンポポの花に吸密していた。
萌え出づる新しいいのちは、すべてが輝き躍動している。
小さな林の紫のスミレの花が風に揺れて、静寂の夢の世界に白いチョウが舞っていた。吹き来る風に、ヤマザクラの名残の花びらが散り、春から初夏への自然の移ろいは足早である。 (2009.5.7)


今日も近くの里山を散策した。
田起こしが始まり、そろそろ水が入るのだろう。田んぼを見ながら山道に入るとミヤマセセリや真っ黒なニワハンミョウが迎えてくれた。
【春一番のミヤマセセリ】

ウスバシロチョウが出始めた。例年より10日ほど早い発生だ。また、しばらくぶりにツマキチョウを見ることができた。ファインダーに翅の先の橙色がみえたが、シャッターチャンスを逃してしまった。すぐに活発に飛び回り、なかなか止まってくれなかった。

【ウスバシロを初見】
【シオヤトンボ】


【コサナエの羽化】
その他、チョウは、モンキチョウ♂♀やモンシロ、スジグロシロ、ベニシジミが数を増してきた。勢いよく飛ぶナミアゲハ春型をこの春初めて目撃したが、あらためて小さいと思った。キアゲハはタンポポの花に吸密していた。
萌え出づる新しいいのちは、すべてが輝き躍動している。
小さな林の紫のスミレの花が風に揺れて、静寂の夢の世界に白いチョウが舞っていた。吹き来る風に、ヤマザクラの名残の花びらが散り、春から初夏への自然の移ろいは足早である。 (2009.5.7)


