昔よく通っていた商店街がシャッターが閉まったままになる、いわゆる「シャッター通り」と化しているシーンは、最近よく見る光景だ。私の実家近くにある甲子園近辺を始め、自転車で通える距離にある商店街はほとんどそんな風になっているし、完全に消えてしまったモノが4ヶ所もある。何となく寂しく思うのだが、自分たちがスーパーに車で乗り付けるようになった結果が、そうさせたのだから責任の一端は自分にある?ので、ノスタルジーに浸る権利なんてないだろう。
ここで、またそのシャッター通り適存在の中に、長年お世話になった釣り道具屋さんが仲間入りしてしまった。歴史は古く、今年で40年だそうで、経営者ご夫婦の体力気力の限界がきてしまったのを機にとうとう今月末に「シャッターを下ろす」のだそうだ。今その閉店の手伝いを少しばかりさせてもらい、今までお世話になった分の恩返しをしている最中だ。この釣具店がなければ、私の釣りサンデーに始まり、磯釣りスペシャル(内外出版社版)へと続く連載等はなかっただろう。本当にお世話になった。心から「ありがとう」と言いたい。
よく考えてみると、我々消費者は年々「対面販売」から遠ざかるようになった。よく報道なんかでとりあげられた「奥さん、今日はいいキャベツが入っているよ。」と八百屋のオジサンに勧められ、実際買ってみるとホントにおいしかったという、アノ世界だ。馴染みになると中には採算を度外視して「そのキュウリはダメだから、コッチにしなさい。」と教えてくれるようにもなる。
この釣具屋さんも同じようなところがあった。そんな風に吟味をしてもらい、それが繰り返されることで目が肥えて自分自身に「見る目が付く」ようにもなってくるのだと思う。私はそんな風に釣具を購入してきたから、大手チェーンの店内に入ったときに「知ったかぶり」のアルバイト店員が寄ってくるのが非常にうっとうしくなることもある。中には自分が全くやっていないような釣りについてのアドバイスを始める店員にはウンザリとしてしまうし、「こんな売り方をしてイイの?」とさえ思うこともある。
ある程度の釣り歴があると、それを見極めることは可能なのだけれど、これから始めようとする人達は不幸だ。「知ったかぶり」が薦める道具を買ったばかりに釣りが快適に出来ず、イヤになってしまうこともあるのかも知れない。
でも、もう時代は進んでしまっている。後戻りは出来ず「ウルサいオヤジの店」はドンドン消えていく。よく考えてみると、安さと便利さを追い求めすぎた結果、大切な何かを失ってしまったようだ。今流行?の食品の偽装もそんな我々が導いてしまった部分もあるかも知れない。やはり、物とその周辺の何か(情報等)を得るには対価が必要なのだ。
ここで、またそのシャッター通り適存在の中に、長年お世話になった釣り道具屋さんが仲間入りしてしまった。歴史は古く、今年で40年だそうで、経営者ご夫婦の体力気力の限界がきてしまったのを機にとうとう今月末に「シャッターを下ろす」のだそうだ。今その閉店の手伝いを少しばかりさせてもらい、今までお世話になった分の恩返しをしている最中だ。この釣具店がなければ、私の釣りサンデーに始まり、磯釣りスペシャル(内外出版社版)へと続く連載等はなかっただろう。本当にお世話になった。心から「ありがとう」と言いたい。
よく考えてみると、我々消費者は年々「対面販売」から遠ざかるようになった。よく報道なんかでとりあげられた「奥さん、今日はいいキャベツが入っているよ。」と八百屋のオジサンに勧められ、実際買ってみるとホントにおいしかったという、アノ世界だ。馴染みになると中には採算を度外視して「そのキュウリはダメだから、コッチにしなさい。」と教えてくれるようにもなる。
この釣具屋さんも同じようなところがあった。そんな風に吟味をしてもらい、それが繰り返されることで目が肥えて自分自身に「見る目が付く」ようにもなってくるのだと思う。私はそんな風に釣具を購入してきたから、大手チェーンの店内に入ったときに「知ったかぶり」のアルバイト店員が寄ってくるのが非常にうっとうしくなることもある。中には自分が全くやっていないような釣りについてのアドバイスを始める店員にはウンザリとしてしまうし、「こんな売り方をしてイイの?」とさえ思うこともある。
ある程度の釣り歴があると、それを見極めることは可能なのだけれど、これから始めようとする人達は不幸だ。「知ったかぶり」が薦める道具を買ったばかりに釣りが快適に出来ず、イヤになってしまうこともあるのかも知れない。
でも、もう時代は進んでしまっている。後戻りは出来ず「ウルサいオヤジの店」はドンドン消えていく。よく考えてみると、安さと便利さを追い求めすぎた結果、大切な何かを失ってしまったようだ。今流行?の食品の偽装もそんな我々が導いてしまった部分もあるかも知れない。やはり、物とその周辺の何か(情報等)を得るには対価が必要なのだ。