中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

ハイキング ~蛇谷北山と東西おたふく山

2009-11-28 12:51:39 | アウトドア・スポーツ
 近隣市内の最高峰?、残すは芦屋市のみになった。そこで今回はその山を通るようなコースを選択した。しかし、当初は芦有道路の「東おたふく山登山道バス停」をスタート地点に設定していたのだが、起床時間を寝過ごしてしまい、急遽コースを変更して六甲山頂近くの「石宝殿」からのスタートとなった。

               

 石宝殿の鳥居をくぐって先へ進むと、観音様のある広場に出てくる。
 
                      

 この南側にある標識に従ってコースイン。蛇谷北山方面へと向かう。

               

 山頂からのコース取りだから、勿論下りがメインで適度なアップダウンを繰り返しつつ、目標へと向かうが、本来このコースは登りでアプローチする人が多いのか、標識のほとんどが登りの人に向けてあるので、判り辛い。一旦通り過ぎて引き返す場面もあり、時間をロスすることもあった。
 そしてようやく見付けた標識に従って入ると、

               

 芦屋市の最高峰である蛇谷北山の山頂に到達した。

               

 次に向かうのは東おたふく山だが、まずはその手前にある分岐点の「土樋割(トビワリ)峠」を目指す。

              

          
             (途中に、視界がパッと開けるところがあり、そこからの撮影)

 最後に少し急になるが、

               

それを越えると


               

土樋割峠に出る。

 ここからは、芦有道路方面へと舗装路を下り、「東おたふく山へ」の標識が見えたらソコを右折し、

               

川を越えたら標識通りに山頂方面へと進んで行く。

               
               

 東おたふく山は山頂部が草原になっていて、六甲では珍しい風景になっている。その通り、途中から急に視界が開け始め、振り返るとそこからの眺望はすばらしい。



そして程なく頂上へと出た。

               

山頂の裏から降りて行くと、再び土樋割峠に出てくる。そこからは標識に従って次の目標地点である本庄橋へと向かう。



 そしてコレが現在の本庄橋だ。

               

この本庄橋は本来、石造りの橋であったらしいが、現在ではその原型はなく、雰囲気しか伝わってこないのが残念だ。

               
               

 本庄橋あとを越えてすぐやってくる分岐を右折し、次の目標地点の西おたふく山を目指す。

               
               (オジサンが歩いてくる方とは逆の北西方向へ入って行く。)

 その先には素晴らしい景色が待っていた。



 一旦五助堰堤方面へ下って行くのだが、なかなか標識が出てこないので不安になってしまうが、一番肝心な分岐部分にはちゃんと設置してあったので一安心。

               

 西おたふく山の手前には「ブナの森 峠の小径」という、周遊コースが通っていた。

               

 その一部を通って西おたふく山に近付いて行くが、このコースは景観に優れているうえ、アップダウンもそう厳しくないので、車で山頂付近に遊びに来た際にもチョッと立ち寄って散策するのにも丁度良さそうな感じだ。

               
               
                

 このコースを3分の1周位した先にあるのが、西おたふく山だ。

               

 残念ながら山頂そのものには電波施設があって、近付けない。
               

 仕方なく、山頂を左手に見上げながら、そのまま進んで行くと、六甲全山縦走路に行き着くので、
               

ソコを東進し、しばらく行くとスタート地点だった石宝殿にたどり着いた。


 今回のコースは登りで使う人が多いのか、案内標識の位置が後手後手に回ることが多く、判り辛い場面もあったが、その場合、太い方の道を選んでゆけば、ほぼ正解だった。だが、芦有道路沿いの「東おたふく山登山口のバス停」から入って周遊する方がスムーズに行くと思うので、本来のコースでもある、そちらをお薦めしておく。
 また、東おたふく山の周囲は見晴らしがよいので、ここを単独でアプローチしたい場合は更に眺望が楽しめる、芦屋カントリーの近辺から昇る方が良いかもしれない。


                           ……オマケ映像……


                         (小径の秋~六甲山にて)
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とうとう、ドラマ「坂の上の雲」が始まる…

2009-11-23 15:53:58 | その他
 待ちに待った「坂の上の雲」ドラマ版が、今週11月29日(日)の普段なら、大河ドラマをやっている時間帯に放送される。以前なら「絶対に映像化は不可能」といわれていた、この壮大なドラマは、これから3年もの長期にわたって放送されるという。「いてもたってもいられない」ので、いつもの週一ペースを変えての緊急投稿だ。
http://www.nhk.or.jp/matsuyama/sakanoue/index.html

 ボクが「坂の上の雲」を読んだのは今から11年前だ。それから現在に至るまで司馬遼太郎氏の作品を何作も読んだが、その中でもボク的にはベスト1の作品だ。だが、それが今回のドラマでどこまで描けているのか、今、ボクの心の中では期待と不安で一杯なのだ。

                  
                      (抜けている2~4巻は兄貴に貸し出し中)

 内容について事細かに語るには未熟なボクだが、この小説のメイン・テーマは、世界最強と言われたロシア騎兵の「コサック兵」に勝利し、後に日本の騎兵の父と呼ばれるようになる兄、「秋山好古(あきやまよしふる)」とロシアのバルチック艦隊を打ち破る日本海海戦の作戦計画を作った弟、「真之(さねゆき)」の秋山兄弟、その秋山真之の親友で後に俳界に革命をもたらせた「正岡子規」、そして、賛否両論あるものの、乃木希典将軍に代わって影からロシア軍の旅順要塞攻略の指揮を執ったと言われる「児玉源太郎」らを通してみる、明治人達の「リアリズム(=現実主義)」だと思う。

秋山好古(あきやま よしふる)=ドラマでは阿部寛が演じている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E5%A5%BD%E5%8F%A4
秋山真之(あきやま さねゆき)=ドラマでは本木雅弘が演じている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E7%9C%9F%E4%B9%8B
正岡子規(まさおか しき)=ドラマでは香川照之が演じている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%B2%A1%E5%AD%90%E8%A6%8F
乃木希典(のぎ まれすけ)=ドラマでは柄本明が演じている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%83%E6%9C%A8%E5%B8%8C%E5%85%B8
児玉源太郎(こだま げんたろう)=ドラマでは高橋英樹が演じている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E7%8E%89%E6%BA%90%E5%A4%AA%E9%83%8E

 ボクは右派でも左派でもない、中道を歩く市民として暮らしているが、そのボクにとって日露戦争は、どう調べ、どう考えても欧米列強の支配を跳ね返すための「祖国防衛戦争」に思えてならない。江戸時代から欧米列強との間に結ばれていた不平等条約に関しては、これ以前の日清戦争の直前にようやく領事裁判権等の治外法権が撤廃されていたものの、もう一つの念願だった関税自主権の回復は、この日露戦争の勝利を待たなければならなかった。そのことからも判るが、もし当時の「食うか食われるか」の状況下で日露戦争に敗れ、あるいは戦争そのものを避けていたのなら、今の日本はかなり変わった様相になっていただろう。そして極東アジアの一小国でしかない、ただの島国になっている確率は高いと思う。

 その、国家存亡の危機を乗り切るために明治政府の政治家や軍人の指導者達は、戦争をする準備段階から引き際の見定めまで、自分たちに動員できうる人員、予算といった「国力」という「分」をわきまえつつも、それぞれが持てる能力の全てを発揮し、徹底したリアリズムに基づいて遂行した。そして国民も、それに応えて一斉に立ち上がっていった。
 だが、その後…司馬さんの意見を借りれば、そんなリアリズムを忘れたから日本の軍部は後の戦争で破滅を迎えてしまうのだが、昭和20年の終戦を経て現在に至るまで、これほど多くの指導者的立場の人々が、奢らず、自分自身と世の中に対して正直になれた時期は無かったのではないか?と個人的には思っている。
 そして、それを個人に置き換えてみれば、夢や希望がなくては生き辛いだろうが、そのベースにはリアリズムがなければ、ただの絵空事でしかないとボクは思っている。

 戦争を美化するつもりなんて更々ないが、絶対平和を標榜する人であっても、過去に「戦わなくてはならない戦争」があったことを認識するために、ドラマ「坂の上の雲」を見て、出来れば原作も読んで欲しい。そして、その時代背景についても興味を持って調べ、現在の日本が置かれている状況との比較をして欲しい。
 司馬さんの歴史解釈は「司馬史観」として「史実とは違う部分がある」と言われることもあるが、仮にそうであったとしても、明治期男子の友情、責任感、生き様などが見事に描かれた、言葉としては古く適切ではないのかも知れないが、日本の男なら必見の小説(ドラマ)には違いないと思う。


                           ……オマケ映像……
 
                             山頂の秋
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トンデモの世界

2009-11-21 12:10:32 | その他
 世の中には学会では他の誰にも賛成してもらえないような、ヘンテコでトンデモない学説を大まじめで、「本人が言うところの科学的な証明」をして唱えたり、本を出版したりする人が居る。そう言うのが「ニセ科学」もしくは「似非(エセ)科学」という世界で、別名を「トンデモ科学」とも言う。

 トンデモは科学だけには限らず、様々なところに存在している。そのトンデモ全般を研究するグループが日本にはあって、今更ボクが紹介するほどマイナーな存在でもないが、それが「と学会」と称して活動し、毎年、何冊もの本を出版している。主に彼らは蔑んだりバカにするのではなく、その荒唐無稽さを笑い飛ばし、作者や著者の意図するところではない部分で楽しんでいるのだが、採り上げられているものの中には恐怖を煽ったり、詐欺的な行為を行って自己の利益に結びつけるようなトンデモも含まれているので、楽観視できない部分もある。

 元来、ボクには物事をナナメに見てしまう方だし、あの弱かった暗黒時代を含んで、少年時代から阪神ファンを続けているせいか(?)、衆目が集まり、騒がれるものに対して「どうせダメ(ムダ)なんだろうな~。」と思う、自虐感覚が染みついている。その思いが至り、ついつい本やインターネットで確認する機会が増えた結果、今では「と学会」の本を含め、その類の本が、自室に数冊転がっている。

               
               

 上の写真上段は、「と学会年鑑」だ。内容は出版物をメインに、バカバカしいグッズやビデオ等も紹介されている。そして下段は「トンデモ本の世界」で、こちらは出版物を専門に紹介している。
 「持っている」とは言うものの、と学会の長い歴史中に多数出版された書籍の中での、たった6冊でしかない。だから数冊読んだだけのボクの知識では論評する能力もなく、元からそんな立場でもないので、ここではその中に掲載されている一例を挙げてみるに留めるが、近年教育現場でもとり上げられてその是非が問題になっていた「水に言葉が理解できる」と唱える本や「ゲームをやりすぎると脳が異常を来す」と唱える本などの比較的メジャーなものを始め、「占い」や「ノストラダムスの予言関連」、中には「阪神大震災は地下での核爆発が原因」とする説等々、数多くがラインナップされている。

 トンデモを扱った本の中ではパイオニア的存在で、「と学会」でもお手本にしている、マーティン・ガードナー著の「奇妙な論理」「奇妙な論理Ⅱ」も紹介しておきたい。

               

 この本は今から60年近く前にアメリカで発刊されたが、全然内容は古くない。と言うのも、トンデモの世界は叩かれて引っ込んでも、何年か経って、ほとぼりが冷めれば雨後の竹の子のように、また顔を出す「出ては引っ込み」の繰り返しタイプの他、現在でも継続して信じられているモノまであるからだ。掲載例を挙げると「反牛乳主義」や「食い合わせ」、「自然療法」、「男女児の生み分け法」、「ダウジング」、「反進化論」、「消滅した?謎の大陸関連」等々がある。
 

 過去何十、何百年もの間で様々な「トンデモ」が続々と生まれ、ある一定の信者を得ている。コレは我々一般人が「自らの頭で考え、自らの意思で決断し、自らの責任で選択するという手順を飛ばして、ひたすら信じることで切り抜けようとした結果である。」と、「奇妙な論理Ⅱ」の巻末では指摘していた。
 そして別のところでは「地球は平な円盤状になっている。」だとか「地球の極点間は筒状の空洞になっている。」という、珍説?を唱える科学者が居ても、ちゃんとした?天文学者は日々研究などで忙しく、そんな愚論に対する反論のためにワザワザ天体望遠鏡の前から降りてきて我々に説明するヒマはないとも…。
 更にトンデモ世界の人達は、唱えた珍説に対して反論したところで、自説を曲げずに「オカシイのは周囲であって自分ではない」と、自分を「地動説を唱えて迫害されたガリレオ」になぞらえて、周囲に対して意見を聞く耳を持たないからタチが悪いそうだ。
 トンデモは発信者本人が強く信じ込んでいるモノから、人をダマそうとしているモノまで、それぞれがある時には強い信念を持って、ある時には権威を振りかざして訴えかけてくるし、普段我々がフツーに信じているモノの中にも紛れ込んでいるので、対抗するには、様々な情報を得て整理し、尚更上記のように「自ら考え、判断すること」が重要なのだろう。

 とは言うものの、そう硬くなって何かを期待して深読みをする必要は全くなく、ただ斜めに読んでいるだけでも笑えるのが「トンデモ」を取り上げている数々の本だから、暇つぶしに読んでみることをお薦めする。それこそ、笑いながら「目からウロコ」の話がいくつか拾えるので、何かを考えるキッカケにはなるだろう。

 また「本を買うまでもないかな?」と思う人には以下のサイトをお勧めしておこう。

「大阪大学 菊池誠教授のkikulog」
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/
「やさしいバイオテクノロジー」
http://yoshibero.at.webry.info/theme/d5bd136b17.html
「のんびり農業 21世紀は農業の時代だ」
http://islandrunner.way-nifty.com/blog/cat20133989/index.html

 科学的内容を始め、自分の持っている美容&健康グッズからサプリまで。見れば(読めば)思い込みが覆されて「エ~ッ!」って感じになってしまうかも?。でも、その効果を信じていたい人は見ない方がイイかも知れないから、そのへんは自己判断したうえでどうぞ。ただし、掲載内容はあくまでもホームページの著者の見解だから、参照後は自分で考えて答えを導きだして欲しい。


                         ……オマケ映像……

                        (秋二景~六甲山にて)
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ハイキング 番外編 真壁六郎太達に会う

2009-11-14 12:04:46 | アウトドア・スポーツ
 前々回のハイキング時にどうしても入れなかった蓬莱峡の本体部。少し時間がとれたので早速の再チャレンジだ。



 とりあえず、前回行き詰まったルートの、大多田川にかかる「万里の長城」風の堰堤から、上流の堰堤まで川沿いを遡行してみる。
 すると、何のことはなかった。この堰堤のすぐ右側の石積みが荒くなっていて、その隙間に手足を入れてゆけば、簡単に乗り越えることがだきた。

                 

 あとは川沿いを外さずにそのまま上がって行く。

                 

 こんなゴルジュ風の部分であっても、左右を見回せば必ずどこかに踏み跡があるのでそれを頼りに奥へ奥へと向かう。

                 

 数カ所あった堰堤を越えると、広場のようなところに出てくる。



 ここで記念撮影。



 そして周囲を探索して回る。

                 
                 
                 

 このエリアから更に奥へ進んで行くと、屏風岩という、クライマーの練習場の麓に到着する。



 この岩は、ワタシのような軽装で昇る事は不可能だ。本格的にロープやハーケンを使ったスタイルでないと上まで昇ることが出来ない。この日は2グループが講習会を開いていたようで、見上げると、登り切った人が見える。

                 

 そして周囲をウロウロしている内についに二人を発見した!

                 

「三船敏郎と雪姫?」いや、違う違う。「真壁六郎太(三船敏郎)」と「雪姫(上原美佐)」だろうが!。


 ワタシも少しは経験を積んだらしく、ルートを見付ける勘所が養われてきたようだ。ようやく二人に会えた?ので、これで一安心だ。これで心残りがなくなった。


                            ……オマケ映像……

 

                        (そろそろ本番の秋 ~六甲山にて)
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ハイキング ~船坂谷から六甲山頂

2009-11-07 12:47:29 | アウトドア・スポーツ
 西宮市、宝塚市の最高峰(大袈裟かな?)への登頂を無事に終え、地元周辺では神戸市と芦屋市の最高峰を残すのみとなっている。
 そこで今回は、神戸市の最高峰であり、かつ近隣では一番高い六甲山頂を目指すことにした。
 六甲山頂へのルートは様々ではあるが、ワタシの嗜好としては「人が少ないこと」が第一に挙げられるので、どうしても裏六甲と呼ばれる北側からのルートになる。色々と考えたが、我が西宮市からのルートである船坂谷からのルートがオモシロそうであったので、まずはそのスタート地点である、舟坂橋のバス停を目指した。

                

 スタートすると、バス停の西にある石材店の手前を左折し、川沿いを意識しながら登り始めた。この辺りは前回の蓬莱峡周辺と同様に、奇景が広がる白水峡のすぐ近くだ。

                
                

 しばらくすると湧水があり、

                

ここから先は一旦、川を渡って川の右岸側(下流に向かって右側の意)の林道沿いを上がって行くことになる。するとやがて「触れると老ける」という老ガ石(おいがいし)の脇を通過する。

                

 その先には大型の堰堤がそびえ立っているので

                
モチロンここは指示に従って迂回路に入って行く。

                

堰堤の上はこんな感じになっており、渓谷美が味わえるコースに変化する。

                

 次に目指すは川上の滝だ。
 この辺りは特に困難な場所もなく、快調に歩くことが出来る。気が付けばアッという間に川上の滝に到着したので、ここで記念撮影となった。

                

 滝を出発すると、そのすぐ右側に誰かが昇った跡を発見したので、ソコに取り付いたが、前日に降った雨の影響を受け、足が滑ってウマく昇れない。しかし、いくらワタシでも学習能力はある。こんな場所を強引に上がるのは危険だと思い、ここは一旦、下まで降りて辺りを見回すことにした。
 何のことはない。さっきの更に右側に積み石状の堰堤

                

があったのでソレを昇れば全く安全に滝の裏側に出ることができた。

 ここからしばらくの間は川から離れるが再び沿って歩くことになる。

                

しばらくの間、困難な箇所はないが、黒くコケがこびりついているところは滑りやすいので要注意だ。

                

 途中で急斜面になる場面もあったが、随所にある、道しるべやロープを見落とさないようにすれば、すんなりと昇って行ける。

        

 上を走る道路から車の走行音が聞こえてきた。「もう少しで船坂谷のゴールかな?」と思ったが、少し甘かった。自動車道の気配は常にするものの、終盤で大きく右側に道が右(西)方向に変わり、一旦谷に降りて再び尾根を越えて次の谷に入るコースへと変わる。この辺りは、地図では一本の表示だが、2本の谷筋がY字状になっているらしく、それぞれに堰堤が取り付けられているので、「谷は越えたハズでは…?」と思いこんで、迷いそうになる。オマケに、途中に逆方向の下りの人が見るための迂回表示があるので、ややこしい。

 その2個目の堰堤が見えたら左横から上がるのが正解だった。

                

 堰堤を越えて更に進むと前方に廃車になったクラウンがあるので、ソレが見えたらゴールが近い。

                

 そして、樹林を抜ければ、船坂谷のゴールであるNo112のカーブに出る。

                

 車道に出たら右(西)に向かい、石宝殿の鳥居の先にあるトンネルを抜けると六甲全山縦走路

                

の表示に従って進んで行けば六甲山頂への最後のアプローチ道が待っている。

                

 そして山頂に到達する。

                

 やはり行楽の秋らしく、ソコは沢山の人で賑わっている。

                

 人混みは苦手なので、サッサと退散する。

 ここからは一旦、来た道を戻ってトンネルの脇道(写真の右に見える、連立するポールの先)へと向かう。

                 

 しばらく行くと、神戸、西宮の市境の立て札が立っているので、その下からコースイン。

                 

復路は白水山頂を経由して再び舟坂橋のバス停へと戻るコースをとった。

 しばらくは笹林の尾根筋を通ってゆく。

                 

踏み跡はしっかりと付き、随所にカラーテープが巻かれているうえ、特に迷いそうなポイトには立て札があるので安心だ。

                 
                 


 約40分ほどで白水山頂に到着した。

                  

 ここからは、またカラーテープを便りに進んで行く。

                  

 最後に急斜面が控えているので、滑らないように注意しながら下り切るとスタート直後に通った河原へと出てくる。

                  

 しかし、その直前で、またもやバカの痕跡を発見してしまう。

                  

 最後の最後で見付けてしまったゴミは、恐らく10人前後の団体がピクニック気分でこの中に入り込み、そのまま放置して帰った結果だろう。ワザワザこんな渓谷部に入るのはその景色を見るためだろうに、その景色の中にこんなモノが落ちていることに違和感を感じないのは、どんな神経の持ち主なのだろうか?。美人画の絵の中に汚物を描写するような行為は、放置したその人の心が汚れている証しなのだろう。本当にガッカリだ。


 今回の往路である、船坂谷から六甲山頂へのコースは、コースガイド等では「中級以上の判断力が必要」と記されているが、今や入る人が増えているのか、それにつれてビニールテープ等でコース表示する箇所が増えているので、特に危険もなく最後の堰堤以外は迷うことなくスムーズにクリアできた。特に体力が必要な場面もなかったので、家族連れでも充分に楽しめるだろう。また、復路に使った白水山経由のコースも要所に表示があるので同様に楽しめるだろう。



                           ……オマケ映像……



                        (深まりつつある秋 ~六甲にて)
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