中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

大阪湾が釣り禁止になるかも?

2008-09-27 17:41:55 | 釣り一般
 少し前、新聞各紙を賑わしていたようだけど、大阪湾内の一部が釣り禁止になるかも知れないというような記事が出ていた。そしてその動きは各地に広まるかも知れないというのだ。
 話の概要は、誤って落水した釣り人の遺族が管理責任を問うて訴訟を起こしたことが直接の原因らしいけど、それ以外にも港湾施設内の金網や進入防止柵を破壊する釣り人が多いうえ、お決まりのゴミ問題等が加味された結果という事だ。

 「我々釣り人は港湾施設や漁港のグレーゾーンの中で釣りをしている」ということを最近釣りを始めた人の中で、知る人は少ないだろう。
 その昔、旧釣りサンデーの小西和人さんらが中心となって「入り浜権運動」というのをやっていた。これは、高度成長期の中、埋め立て地がドンドン増えた結果、護岸などで囲った内側は工場などの私有地とされ、立ち入り禁止となったが、元々砂浜などの水際は誰が入っても良かったハズなのに、その権利が奪われてしまう事に対する権利の回復を願う運動だった。時は釣りブームで釣り人口が多かった事も手伝って、この運動はかなり「大きな声」になり、やがてキケンな場所以外では大目に見てもらえるようになっていった。しかし、明確に権利として認められてはいない。
 そんな中で我々は大阪湾でチヌやハネなんかを釣っていたわけだが、ゴミだらけであったり、柵や屏を壊されていたり、違法駐車が繰り返されている釣り場は多い。水死された方の遺族にとっては悲しみを何処にぶつけて良いのか判らなくて公の管理責任を問うたのだろうが、管理する側にとっては数々の問題点から考えると禁止する方向に傾きたくなってゆくのではないのだろうか。
 私の職場の横はチヌやハネがそこそこ釣れる釣り場として釣り人がやってくるが、駐車マナーが悪いヤツに注意すると、逆ギレされることが何度もあるし、水道を勝手に使うために門扉を乗り越え、ついでにその門扉を壊すヤツや、敷地内で放便(野グソ)するヤツもいる。特にゴミをまき散らすヤツは頻繁に出没する。こんな事を繰り返されれば、私が釣り人でなかったら、とっくに港湾局なんかに訴えていただろう。また、釣り人以外の話では、近くの甲子園の浜で「焼き肉ヤロー達(バーベキューとは言ってやらないのだ。)」が食い終わった後に道具一式現場にそのまま置き捨てている事もある。

 海や浜で遊ぶのは我々の権利だ。しかし、最低限の義務(マナー)すら守れないようでは閉め出されても仕方がないのだ。ここを見ている人にはそんな大バカヤロー人は居ないだろうけど、モラルレス人達は早く絶滅してほしいものだ。
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近頃の若者は???

2008-09-20 18:29:06 | その他
 「近頃の若者は…。」という人が居る。最近の凶悪犯罪に触れてこんなことを言う人がインタビューを受けている所を見ることがある。でもこれは、ある意味間違いであって、親殺し、子殺しといった凶悪犯罪や少年犯罪はココ近年=と言っても、10年くらいの間ではほんの少し増える兆しがあるものの、過去に比べるとかなり低い水準だそうだ。
 「オールウェイズ 三丁目の夕日」を見て、「あのころは良かったな~。」というのも、ある意味では間違いで、その頃が少年犯罪や凶悪犯罪のピークと言っていいそうだ。これは管賀江留郎(かんが・えるろう)さんの「少年犯罪データベース」
http://kangaeru.s59.xrea.com/
というホームページを見ればよく解る。
 マァ、このデータについては色々とツッ込む人もいるが、評論家の宮崎哲弥さんも絶賛していたので、信憑性は高いとは思うんだけど…。

 で、よく考えてみると最近の若者?達は真面目だと思う。少し前の話だが、TVの特番に久米宏さんが出ていて、そこで現代の若者についてアレコレと論議していた。その中でも「真面目だ。」と言っていたが、ライフスタイルが紹介される所では、あまりにも私たちの世代とかけ離れているのでビックリした。ピックアップしてみると、最近の若者?は「貯蓄率が高く」「飲酒率が低く」「自動車を欲しがらない」そうだ。我々の若い頃は給料の全額を使うヤツなんてザラにいたし、勿論酒だって飲むし、自動車の無い生活なんて考えられなかった。特に車に関しては車庫入れや縦列駐車のような基礎的な部分の運転がヘタだと、例えて言うなら「アメリカの開拓時代に馬にも乗れないダメ男」のようにも思え、何か男のプライドに関わる問題のようにも思えた。が、しかし、最近の若者?は、その自動車が要らない人が増えているそうだ。
 何故そうなったかというと、バブル崩壊後にリストラされた親を見たり、自身の就職にも大変苦労した結果、将来が不安になる人が増えたのが一因であると解説されていた。
 と、なると、ますます釣りを含むアウトドア・スポーツをする人口は減ってゆくのだろう。何故なら自動車がなければ成立しないものがほとんどなのだから…。前にも書いたが、今、ある釣具屋さんの閉店を手伝ってオークションに出品しているが、その送り先は地方のオジサンがほとんどだ。これも、その証拠ではないのか?とさえ思ってしまう。
 
 近頃の若者?達に言いたい。「若い頃は遊べ!!!」と。そこから得た物はいつ役に立つのかは判らない。しかし、いろんなことを経験したヤツと経験の少ないヤツとはどこかで必ず差が出てくるはずだ。
 と、ちっとも役に立たない知恵ばかりが豊富なオジサンが言っても、説得力は無いのが悲しいところだ。

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過去の栄光 その3

2008-09-13 17:17:41 | 釣り一般
 ネタが無いときに使う手段=今回は過去の栄光その3なのだ。

 この魚

は現在の自己記録になる、口太グレの53cmだ。釣ったのは今から約5年前の2003年10月の後半、旧釣りサンデーから出版していた頃の「磯釣りスペシャル」の取材中だった。場所は愛媛県の宇和島市からニュ~ッと突き出た三浦半島にある蒋淵(こもぶち)というところから出船する、黒島2番のシモリという磯だ。
 この日は小潮であまり動かず苦戦していたが、急にイズスミが掛かりだしたのをキッカケに、好転し始めた。何度かコッパグレを釣った、その後にドロ~ンとウキが入って行くのを合わせた後にコイツが掛かったのだが、その衝撃は今でも忘れられない。
 この後も47cmを釣って意気揚々と引き上げ、「今回の磯スペも大成功!!」と西宮へと帰る途中にかける、当時釣りサンデーの担当スタッフだった、ホソダさんへの電話も自慢タラタラの様子だったに違いない。

 が、しかしである。幸運もココまでだった。しばらく経ったある日、釣りサンデーが週刊誌や別冊(磯釣りスペシャル等)を含むその全てを廃刊するとの知らせが…。それは後ろから棒で殴られたような衝撃だった。
 で、ボツになる寸前に、せっかく釣った魚が勿体ないと、ホソダさんの計らいで実現したのが、旧釣りサンデーの最終号

への転載なのであった。それは私が雑誌の表紙を飾った最初で最後の瞬間(?)でもあった。
 オモシロかった(当時のスタッフの方には申し訳ないけど…。)のは、当時釣りサンデーの廃刊は関西一円でも衝撃的だったことから、各ニュースでも採り上げられ、その度にアナウンサーやコメンテーターが私の写真が載った表紙を見せながら話をしていたことだった。

 今はもう思い出話の一つになってしまったが、当時写真ページの担当というか、チーフカメラマンというべきか?だったホソダさんは、見事に「磯釣りスペシャル」と「ちぬ倶楽部」を復活させ、フッシング・ブレーンのボス・ホソダ(つまりは社長さんね。)として活躍されているのをご存じの方も多いことだろう。まぁ、この口太グレはいろんな意味で思い出深い魚なのである。
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オジサンの老婆心

2008-09-06 15:29:12 | その他
 先日のことだが「バス・ワールド」というブラックバス釣りの専門誌を見ていると、下野正希さんのコラムに目が行った。下野さんと言えば、日本のバス釣り&バスフィッシング・トーナメントの創世記から活躍し続ける、いわゆる「バス・プロ」だ。その下野さんがオモシロいことを書いていた。
 それは環境問題についてだが、その主旨は「新幹線でエコ出張」のキャッチフレーズの元、新幹線はCO2の排出量削減に貢献していると言っているけれど、1日に何便も出る新幹線と、便数は限られる飛行機と、本当のところ一体どっちが”エコ”なんだろうかと言うものであった。経験を積み、オジサンになるとそのへんがかなり疑い深くなって見るようになったとも書いてあった。加えて考えると、ほとんどの場合で満席近くなる飛行機と、ガラガラになる便も結構ある新幹線だと、一人あたりに使うエネルギーで計算すると違った結果が出るだろうと思う。

 考えてみると分母を変える事によって実際の数値が大きく変わるのは当たり前のことで、ワタシ自身の考えでは、最初に何かの目的があって、その目標に近付ける場合にはこんなテクニックが使われることが多いように思う。エコがらみやダム建設等々、様々な場面で使われているので発表される数値を鵜呑みするのは良くないことだ。下野さんも当然釣り師だから、以前から実際釣りをしながら感じることと、新聞記事などに載ることとのギャップを感じていたのだろう。(というか、実際に私も何度かそんな記事を見たことがある。)

 何度もココで書いているが、普段から自然に触れることの大切さを皆さんにも感じてほしい。特に都会に住む人にとっては自分から行動を起こさない限り、難しいことだと思う。だから、釣りをはじめ、アウトドア・スポーツをすることが一番の近道だ。触れてみて、実際に感じないとダマされ放題、税金使われ放題にされてしまうのだ。(というか実際になっているけど…。)
 しかし、先週のブログでも触れたが、都会の釣り人口は減り続け、都市部の釣具屋さんは減る一方だ。よく考えてみると、私の住んでいる西宮市南部では子供の頃から考えてみると個人店主の釣り道具屋さんは3件以上無くなり、チェーン店も数件あったのがゼロになってしまった。残るは埋め立て地へ行く釣り人が相手のエサ屋が何軒か残るのみだ。これではますます前途多難だろう。

 少し前に聞いた、某釣り道具メーカーのセールスの話によると、磯釣り人口の減少が一番顕著だと聞いた。これは倶楽部の衰退等で教える立場の人達が減り、後を継ぐ人口が極端に減っているからだと聞いた。

 そう言えば、先日ウチの息子が「パパは竜巻を見たことがある?」と突然聞いてきた。「大型のトルネードのようなものは見たことがないけど、冬、季節風が吹き荒れる磯の上で、高さが10mくらいの小型の物が海面を渡って行くのなら見たことが何度かある。」と答えてやると「うゎ~、いいな~。」と言っていた。
 よし、竜巻をエサに子供を磯釣りデビューさせるか?と思ったが、よく考えてみるとそんなキケンな天候の日に釣りをしている自分に驚き、やっぱり子供を連れてはいけないなと躊躇してしまった。じゃぁ、どうすりゃーイイんだろうか?…。
 でも、無理に連れて行かなくても、ある程度の年齢になれば子供は子供で勝手に体験していくのかな?。これってオジサンの老婆心なんだろうか?!。
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