とある件の御礼を報告するため、京都の北野天満宮へと向かった。
名物の梅は咲きはしないものの、
幸いにも暖かな天候の中、無事お参りを済ませた後は、前から一度訪れてみたいと思っていた、京都市内にある「錦市場」へと向かった。
「錦市場」は京の台所と言われ、その歴史は400年以上になるという。下調べの段階では鮮魚の他、京野菜の専門店や、京漬け物の店も多く、屋台や露店と同じように、食べながら各店を「はしご」できるいというから、同行する嫁&息子の期待も大きかった。
電車で来た場合は東側から入るのがパターンだが、今回は車での訪問だったので、西側からの突入だ。
中に入っていきなりの「イイ臭い」に誘われて足を止めたのは「大安」という貝専門店だ。
ここは、新鮮な貝類をその場で開き、焼いて食べ指させてくれるが、そうなると欲しくなるのが「酒」の類だ。その辺は店の方も心得ており、日本酒の地酒類から各種焼酎類と勿論ビールも豊富に取り揃えている。
車で来たことを半ば後悔しながらも、とりあえず、定番の「焼がき」を各自が注文し、「帆立」と「たいらぎのバター焼」も追加注文した。
「たいらぎ」(写真右下)とは愛媛県~香川県の瀬戸内海側が主産地の大型二枚貝で、タイムリーにも何日か前のTV放送で「貴重な貝」として紹介されていた。我が家にとっても今回が「初たいらぎ」になる。
味については全てが絶品クラスの「激ウマ」だ。つられて、ついつい追加をしたくなってしまうが、ここは腹の中を貝で満たしたい欲求をひたすら「ガマン、ガマン」なのだ。まだ場内に入ったばかりだ。気持ちを抑えて次なるスポットを目指して移動を開始する。
移動中、関西でいうところの「天ぷら屋さん」(写真右)を発見し、覗いてみるが、どれもが立派な大きさをしているので、比較的小さな「海老&ニラ」を2個串に刺したものを嫁と分けつつ、更に移動する。後で調べてみると、この「天ぷら」は、標準語では「薩摩揚げ」というらしい。関西では共通して使うが、他地域では「エビ天」に代表される「天ぷら」とは区別しているということだ。
歩きながら、ちょこちょこ摘んでいると、やはりビールが欲しくなってしまうが、そのニーズに応えるべく「ビール有ります」の看板が各所にある。しかし、この日のボクにとっては酷な看板だ。
場内で目に着くのが 「京漬け物」を取り扱う店だ。何しろ試食させてくれるのがウレシイ。最近の我が家では「千枚漬け」が好評なので、各店で試食を繰り返した。だが、既に売り切れのところもあって、結局は有名店の「西利」で購入したが、ここは各地に店舗を持っているので「錦でワザワザ買わなくても‥。」と、思いは複雑だった。
嫁&息子に好評だったのが、この「カリカリ博士」という、たこ焼き屋さんだった。特に息子は「どこで何を食べるのか?」と、あれこれ迷いつつも、市場を往復する間で2度も立ち寄って食するほどの「お気に入り」だったようだ。ボクも食したが、看板どおり、外はカリカリ、中はトロトロでウマイ。
西側から入った場合、「寺町通り」出るとソコが終点だが、ついでにその寺町通りを散策してみる。途中で如何にも京都らしい「古書&版画店」を発見。ウインドウ越しに眺めてみる。
復路では「かね松」という、京野菜専門店に入ってみた。京野菜と言えばその地でしか採れない「オリジナル性」故に、珍しい姿形とその価格にビックリする。
店の2階には、その京野菜を使った料理を出す店があり、好評のようであったが、ソコには立ち寄らず、結局我が家で日常的に口に出来そうなモノはと言えば「九条ネギくらいか…。」と、ため息が出るのを押さえてココを後にした。
ココで息子が楽しみにしていた「七味入りソフトクリーム」を取り扱う、七味屋さんに立ち寄る。勿論、この店が売るのはソフトクリームがメインなハズもなく、
七味だ。
勿論、店による違いもあるが、京都の七味は他の地域=例えば全国的に有名な善光寺門前の八幡屋礒五郎に比べると、辛みは少なく、それよりも香りが立っているのモノ多い。好みもあるだろうが、良い土産になる要素は充分にある。とは言うものの、我が家のお気に入りは他店の商品なので、今回はソフトクリームだけにした。
その味は、甘さ自体はソフトクリームそのものだが、七味の風味は充分にあり、後からピリッとくる感じだった。(うまく表現できないな~。)
通りを抜けるとソコには「一風堂」という博多が本拠のラーメン・チェーンの店があった。ココは嫁が知っていたらしく、言われるがままに入ったが、豚骨味のスープと細麺は博多系の正統派であり、かなりウマかった。
注文したのは3人揃って味が濃いめの「赤丸」だ。特筆すべきは替え玉(麺のみのおかわり)だった。コレも博多のシステムであるが、何と創業25周年ということで、一玉25円だったのだ。勿論、その安さとウマサに転んだボクは、それを追加で頼んで完食した。
そして、その後は”タップン・タップン”になったお腹を抱えて帰路に就くのであった。
この手の、業務用販売と市販を兼ねた市場は各地にあって、有名どころとして、北海道の「函館市場」、金沢の「近江町市場」、下関の「唐戸市場」等が全国に点在している。既に「近江町市場」は何度か訪問しているので、次なるは「唐戸市場」か?と、盛り上がる我が家である。
名物の梅は咲きはしないものの、
幸いにも暖かな天候の中、無事お参りを済ませた後は、前から一度訪れてみたいと思っていた、京都市内にある「錦市場」へと向かった。
「錦市場」は京の台所と言われ、その歴史は400年以上になるという。下調べの段階では鮮魚の他、京野菜の専門店や、京漬け物の店も多く、屋台や露店と同じように、食べながら各店を「はしご」できるいというから、同行する嫁&息子の期待も大きかった。
電車で来た場合は東側から入るのがパターンだが、今回は車での訪問だったので、西側からの突入だ。
中に入っていきなりの「イイ臭い」に誘われて足を止めたのは「大安」という貝専門店だ。
ここは、新鮮な貝類をその場で開き、焼いて食べ指させてくれるが、そうなると欲しくなるのが「酒」の類だ。その辺は店の方も心得ており、日本酒の地酒類から各種焼酎類と勿論ビールも豊富に取り揃えている。
車で来たことを半ば後悔しながらも、とりあえず、定番の「焼がき」を各自が注文し、「帆立」と「たいらぎのバター焼」も追加注文した。
「たいらぎ」(写真右下)とは愛媛県~香川県の瀬戸内海側が主産地の大型二枚貝で、タイムリーにも何日か前のTV放送で「貴重な貝」として紹介されていた。我が家にとっても今回が「初たいらぎ」になる。
味については全てが絶品クラスの「激ウマ」だ。つられて、ついつい追加をしたくなってしまうが、ここは腹の中を貝で満たしたい欲求をひたすら「ガマン、ガマン」なのだ。まだ場内に入ったばかりだ。気持ちを抑えて次なるスポットを目指して移動を開始する。
移動中、関西でいうところの「天ぷら屋さん」(写真右)を発見し、覗いてみるが、どれもが立派な大きさをしているので、比較的小さな「海老&ニラ」を2個串に刺したものを嫁と分けつつ、更に移動する。後で調べてみると、この「天ぷら」は、標準語では「薩摩揚げ」というらしい。関西では共通して使うが、他地域では「エビ天」に代表される「天ぷら」とは区別しているということだ。
歩きながら、ちょこちょこ摘んでいると、やはりビールが欲しくなってしまうが、そのニーズに応えるべく「ビール有ります」の看板が各所にある。しかし、この日のボクにとっては酷な看板だ。
場内で目に着くのが 「京漬け物」を取り扱う店だ。何しろ試食させてくれるのがウレシイ。最近の我が家では「千枚漬け」が好評なので、各店で試食を繰り返した。だが、既に売り切れのところもあって、結局は有名店の「西利」で購入したが、ここは各地に店舗を持っているので「錦でワザワザ買わなくても‥。」と、思いは複雑だった。
嫁&息子に好評だったのが、この「カリカリ博士」という、たこ焼き屋さんだった。特に息子は「どこで何を食べるのか?」と、あれこれ迷いつつも、市場を往復する間で2度も立ち寄って食するほどの「お気に入り」だったようだ。ボクも食したが、看板どおり、外はカリカリ、中はトロトロでウマイ。
西側から入った場合、「寺町通り」出るとソコが終点だが、ついでにその寺町通りを散策してみる。途中で如何にも京都らしい「古書&版画店」を発見。ウインドウ越しに眺めてみる。
復路では「かね松」という、京野菜専門店に入ってみた。京野菜と言えばその地でしか採れない「オリジナル性」故に、珍しい姿形とその価格にビックリする。
店の2階には、その京野菜を使った料理を出す店があり、好評のようであったが、ソコには立ち寄らず、結局我が家で日常的に口に出来そうなモノはと言えば「九条ネギくらいか…。」と、ため息が出るのを押さえてココを後にした。
ココで息子が楽しみにしていた「七味入りソフトクリーム」を取り扱う、七味屋さんに立ち寄る。勿論、この店が売るのはソフトクリームがメインなハズもなく、
七味だ。
勿論、店による違いもあるが、京都の七味は他の地域=例えば全国的に有名な善光寺門前の八幡屋礒五郎に比べると、辛みは少なく、それよりも香りが立っているのモノ多い。好みもあるだろうが、良い土産になる要素は充分にある。とは言うものの、我が家のお気に入りは他店の商品なので、今回はソフトクリームだけにした。
その味は、甘さ自体はソフトクリームそのものだが、七味の風味は充分にあり、後からピリッとくる感じだった。(うまく表現できないな~。)
通りを抜けるとソコには「一風堂」という博多が本拠のラーメン・チェーンの店があった。ココは嫁が知っていたらしく、言われるがままに入ったが、豚骨味のスープと細麺は博多系の正統派であり、かなりウマかった。
注文したのは3人揃って味が濃いめの「赤丸」だ。特筆すべきは替え玉(麺のみのおかわり)だった。コレも博多のシステムであるが、何と創業25周年ということで、一玉25円だったのだ。勿論、その安さとウマサに転んだボクは、それを追加で頼んで完食した。
そして、その後は”タップン・タップン”になったお腹を抱えて帰路に就くのであった。
この手の、業務用販売と市販を兼ねた市場は各地にあって、有名どころとして、北海道の「函館市場」、金沢の「近江町市場」、下関の「唐戸市場」等が全国に点在している。既に「近江町市場」は何度か訪問しているので、次なるは「唐戸市場」か?と、盛り上がる我が家である。