中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

'20年 完全フカセ 春季釣行 ~その3

2020-03-28 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 理由?は後述するが、ボクだけが蚊帳の外の一日だったため、簡単に記すしかない…。

 今回乗船したのは、西舞鶴の和田から出船している、大海丸さん。知る人ぞ知る大物狙い&イカメタルと言った、ゲーム性の強い相手が専門の船だ。と言うからには、当然この時期の狙いは大型ヒラマサなのだが、ボチボチとハシリが釣れ始めているだけに期待を大きく持って一路京都府、経ヶ岬沖の白石グリへと向かった。

 11時丁度にエリアに入り、アンカーが入ったが、そこには、この春一番クラスのブッ飛び潮が流れていた。

●100mあたり2分強!●

 この潮に驚いたのか、ポツポツと周りにいた他船は一隻、また一隻と退散する中、粘っていると、ポツリポツリとアタリを拾い始めた。
 とは言ってもボクの竿以外の話。しかもそれが夕方4時まで続いてしまったのだ。周りの二人の釣果は大ハマチ~ブリが二桁入りし、小マサを数本とマダイ他を釣っているのにである。

 焦る気持ちを抑えて何時間もの間、仕掛&タックルを他者と比較し、海中での動きをイメージし続けていた。他の二人はイシダイ用のリールを使い、3本バリ仕掛を使っていたから、電動リール&2本バリのボクの方が上層に入っているはずなのだが、どうやってもサシエサが盗られてしまうのだ。
 「どこまでエサ盗りが浮いてくるのか?」を試そうと、越前スタイルの発砲ウキを装着し、それが8番+8番になってもエサが盗られ続け、「逆の手前は?」と思って、ガン玉を打った仕掛を落として攻めてみたところで、100m未満で回収しても全くサシエサが残らなかった。
 もう何が何だか解らず、途方に暮れて出た冗談が、
「みんなは普通のグリーンカラーの夜光玉が入っているけど、オレのはケイムラカラーだからか?。」だった。
 だが、その冗談のつもりの話に「それ、影響があるかもしれない。」という、答えが二人から返ってきた。というのも、以前にケイムラカラーを装着した際にエサ盗り地獄になった経験があるそうだ。
 これまで散々使って釣果を得てきた仕掛だけに半信半疑だったが、「モノは試しだ!。」とばかりに、それを外し、二人の仕掛との重量差と沈み具合を考慮して、サルカン部に2Bのオモリを装着して流す事にした。そしてその結果は…。

 あっさりと答えが出て、195mでラインが走ったのだ。

●涙がチョチョ切れるほど嬉しいアタリ●

 そして小マサをゲット。

●遊んでくれた相手に文句は言えない●

 アタリは続いて次の流しでも大ハマチをゲットしたが、それでオシマイ。最後の数投はエサが残ったり、盗られたりするものの、掛かる魚は無いままに、この日の釣りが終わった。

 真偽のほどは定かではないが、帰宅後は手持ちの仕掛からケイムラカラーの玉を外す作業を行ったのは言うまでもない話だ。
 何だかパッとしない話になったが、それはボク限定の話。当日は他の二人がクーラー2杯から溢れ出すほどの釣果を得ていたから、完全フカセ釣りがシーズンインしていることは間違いない。後は大マサたちの本格始動を待つのみだ。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休刊

2020-03-21 12:30:00 | 船釣り・釣行記
荒天で出船できず、よってネタ無しです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

'20年 完全フカセ 春季釣行 ~その2

2020-03-14 08:12:30 | 船釣り・釣行記
 「第二回目の釣行は…。」と綴りたいところだが、白石グリでの、早春の潮としては最悪の、南方向からの潮が100mあたり4分30秒で流れていた。この時期の、この手の潮流は若狭湾奥の冷え切った海水や、各河口からの冷たい真水を引っ張り出すことになるので、活性が極端に落ちてしまう。
 という事で、言い訳になるかも知れないが、カウント外のイサギが一匹とウマヅラハゲが少々のみで終わってしまい、丸ボーズという結果だった。
 だが、先週にボクが「シーズン最初の大マサをゲットする確率が高い。」と言っていた日本海41さんに乗った釣り仲間が、この釣行の翌日に95cmのヒラマサを仕留めている。よって、春ヒラマサは既に釣期入りした模様だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

'20年 完全フカセ 春季釣行 ~その1

2020-03-07 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 待ちに待った完全フカセ釣りシーズンの開幕。例年なら3月20日の、春分の日頃からのスタートだが、今年は平年より水温が2℃程高い地区が多く、海中も暖冬傾向にあったので、「もしかすると…?。」との思いが沸き、早めに行動開始だ。

■冬と春との端境期■

 例年の3月初旬だと、漁礁周りで冬の釣りを行いつつ、白石グリでの他船の釣果を「様子見」している船が舞鶴周辺には多いのだが、ボクが今回(も)利用した日本海41さんは、白石グリでの完全フカセ釣りをまだ春に至らない時期から積極果敢に行っており、例年の、シーズン最初の大マサをゲットする確率が高い。よって期待を大きく持っての釣行だった。

 当日はまだ端境期という事もあり、とりあえずは冬の釣りから入りって「お土産確保」を目指した。
 とは言え、あまり好みではない天秤ズボ釣りなので気合も入らず、また、現地の魚達もヤル気が入っておらず、50cm台の小メダイをゲットした後は早々に切り上げ、念願の白石グリへ向かう事になった。

●漁礁周りの小メダイ●


■今季初の白石グリ■

 白石グリに到着すると、他船は殆ど来ていなかった。そこで船長は慎重に魚探でチェックしていたが、感度的にベストな位置を導き出してアンカーを投入。待ちに待ったボクの完全フカセシーズンが開幕した。
 潮流は緩いながらも本命の、西からのモノだった。

●50mあたり5分強●


 とりあえずは撒きエサを十分に入れてボクが来ていることを魚達にお知らせした後、仕掛けの投入を開始した。
 まず最初はサルカン部に浮力0の水中ウキ(水中帆)を入れたのみのセッティングで流し始めた。
 緩い潮に乗せて仕掛けを送り込んでいると、70mあたりで底潮に入ったような気配があってスプール回転が変化した。そしてそのまま足下の水深の2倍弱の、130mまで送った後に仕掛けを回収する。
 サシエサが盗られていたので、次の流しでは底潮に入ったであろう、70mで一旦30秒の停止を加え、90mから先はリールのメカニカルブレーキを絞って、張り気味に流してみる事にした。
 そしてカウンターが110mを指したところで急速逆転が始まった。全速で糸ふけを取り、アワセを入れて応戦開始。だが、一度目の突進をかわした後に手応えが無くなってしまった。
 原因はハリ外れだったのだが、何故か針先にメダイらしき魚のウロコが刺さっていた。

 残念がるボクを尻目に、周りの釣り人が大型メダイをゲットするのに時間はかからなかったが、アンカーがズレた事が判明し、直ぐに仕切り直しになった。


■初ヒラマサ■

 アンカー位置の修正後は一旦落ち着いてしまった。だが、撒きエサが効き始めるとポツリポツリとアタリが出始めた。
 そんな中、私は出遅れていたが、先ほどと同じ停止をした後、90mに達した時点で10m巻き戻すと、100mでようやくアタリをキャッチ。引きは大したことはないが、今度はちゃんとハリ掛かりしたようだ。但し、期待した強い引きではなかった。

●軽快?に曲がる竿●

 そして難なくネット・イン。

●小マサ君●

 ゲットしたのは小マサだった。

■メダイ・(半)ラッシュ■

 続いてゲットしたのはマダイだったが、周りでは90cm超えを含めてメダイが掛かり出していた。
 ここまでボクは大マサゲットにこだわり、上層を意識しながら流していたのだが、それらしきアタリはゼロだった。メダイは食いたい上、引き味も楽しめるサイズばかりが上がっていたので、ついに誘惑に負けてそれを狙う事にした。

●三役揃い踏みだが、ボクだけメダイ無し●

 周りでは仕掛けや張り等に小細工は無く、普通に流しているようだったので、それに合わせて、70mでの停止で糸フケを取った後はフリーで流してみる事にした。
 そしてその流しでカウンターが110mあたりに差し掛かった頃、リールのスプールが急速逆転を開始した。
 アワセた瞬間の衝撃と、その後の重々しくもパワフルな引き味から、良型のメダイと判断してやり取りを行う。

●今度は重量感のある引きが…●


 そして無事にゲット。
●80cm弱●


 そこから先は、2~3投に一度、とは言え、潮流が更に緩んで一流しにかかる時間はかなりのモノなので、時間あたりではポツポツと出るアタリを拾っていった。

●パターンを掴めばコッチのモノ●


●こちらは85cmクラス●


 結局、2時間強の間で、気付けば75〜85cmクラスのアタリをを4回とり、手繰り区間で口切れによるハリ外れはあったものの、3本手中に納めるに至ったところでタイムアウト。それでこの日の釣りが終了した。


■今後の展開■

 通常なら冬の水温低下時には、深場に落ちるか、あるいは西に下るかで白石グリには居ないハズのヒラマサなのだが、やはり今年は事情が違うようで、小さいながらも居付いていたのが喰ってきた。
 恐らくだが、これは朗報のように思える。と言うのも、これが周辺のどこかに大マサが入っている証明になるからだ。後はそれらに、オキアミに対しての補食スイッチが入りさえすれば、シーズンインとなる。それは明日なのか、それとも…。次回の釣行が楽しみな白石グリだった。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする