■玄達の後は■
魚類学者でもないボクが言っても説得力は無いかも知れないが、自分が釣ってきた経験と各船長の話を総合すると、回遊するヒラマサの内、いくらかが条件の良い天然&人工漁礁に留まるようだ。そしてそれが成長して大型化したのが、いわゆる「居着きのヒラマサ」だ。玄達瀬の釣りが8月15日をもって禁漁になり、そうなると毎年これが気になってくる。そんな居着きヒラマサが狙えるのが福井県鷹巣沖だ。
「狙える。」と言っても、アプローチは難しい。チビマサが数出るようなポイントでは出辛く、食わすのに時間がかかるうえ、出る本数も限られるので、船長の経験とセンス、そして釣り人の忍耐が必要になるから、誰にでも薦められる釣りではない。かく言うボクもボーズになる事が時折あって、昨年、一昨年と80cm以上の納得サイズは釣っていない。
だが、竿を出さなければ釣れないのは当たり前の話。玄達明けで暇な時期でもあるため、恐らくほとんど仕掛が入っていないであろう、居着きポイントを目指した。乗船したのは玄達瀬&鷹巣沖の釣りではボクが最も信頼を寄せる松井船長が操船する晴海丸さん。勿論この時期の「居着きヒラマサ狙い」にも精通しているから安心だ。
航海時間は短く、アッという間にポイントに到着。魚探に写る魚影は明確なモノではない為、素人目には不安だが、船長の目には「恐らく…」というのがあるようだ。
まずはオキアミのマキエサを入れてから発泡ウキ8番を装着した8号ハリス仕掛を投入する。潮流は鷹巣沖としてはかなり速く流れていた。
150m、続いて180mと続けて流してみたが、サシエサは残っている。そこで3度目の流しでは「250mまで流してやろう。」、「それがダメなら、その次は発泡ウキを外してやろう。」と考えてていた矢先、220mで道糸が走った。
アワセを入れると大したことの無い引きだが、確実に魚は付いていた。
そして難なく45cmほどのマダイをゲット。続いて同じセッティングで次を狙ったが、空振り。ここで発泡ウキを外す事にする。
そうすると今度は150mラインで道糸が走った。引き味からチビマサ程度と判断し、やり取りを開始する。勿論ドラマは無いままに足下までやってきたが、魚体が見えているハリスの手たぐり区間でハリスが飛んでしまった。原因は根ズレだった。
「エ~ッ、チビマサにハリスを擦られたくらいで切れたの?。」と驚いたが、「これは、道糸が弛んでいる証拠。」、「という事は、底層は中層よりも流速が遅い。」、「だったら、130mで30秒ほど道糸の出を停止してみよう。」と、仕掛を結び換えて次の流しではそれを実践しつつ流していった。
すると隣で釣り友が大当り。見れば大型のヒラマサを掛けたようだ。そしてそのまま90cm級をゲット。
ついでにだが、運の悪い事にボクの仕掛がオマツリしていた。
そして、それを解いている間に釣り友は中マサクラスを連続ゲットする。
焦る気持ちを抑えつつ、何とか投入を再開したが、ジアイはそれで終わってしまった。「何という運の無さ!」だろう。その後は全くアタリは無く、オマケに潮流の角度が変わってしまい、船長がアンカーを打ち直すも、全く火が消えたような展開になってしまった。
そこで船長と協議の結果、別ポイントを目指す事になった。
次なるポイントは浅場のポイントだったが、ここでも釣り友がチビマサを掛け、良型ヒラマサらしき魚をバラしたが、ボクにはダツやシイラといった魚が送り出しの区間で掛かった以外はアタリが無く、最終段階で掛かったサワラには「これでウマイ魚がゲットできたから、自分を納得させよう。」と思った瞬間に歯ズレ?でハリスを噛み切られてしまうという“ダメダメ状態”のままに一日が終わってしまった。
この日は、ボクにとってはどうにも運無くどうしようもない展開だったが、釣り友が示してくれたように良~大型の居着きヒラマサは確実に入っている。もうしばらくの間はココを攻めつつ、経ヶ岬沖の落とし込みにもチャレンジしてゆくが、そこでは玄達初期以来味わっていない「スカッとした展開」があるのだろうか?。最初に躓いてしまったショックは大きい…。
魚類学者でもないボクが言っても説得力は無いかも知れないが、自分が釣ってきた経験と各船長の話を総合すると、回遊するヒラマサの内、いくらかが条件の良い天然&人工漁礁に留まるようだ。そしてそれが成長して大型化したのが、いわゆる「居着きのヒラマサ」だ。玄達瀬の釣りが8月15日をもって禁漁になり、そうなると毎年これが気になってくる。そんな居着きヒラマサが狙えるのが福井県鷹巣沖だ。
「狙える。」と言っても、アプローチは難しい。チビマサが数出るようなポイントでは出辛く、食わすのに時間がかかるうえ、出る本数も限られるので、船長の経験とセンス、そして釣り人の忍耐が必要になるから、誰にでも薦められる釣りではない。かく言うボクもボーズになる事が時折あって、昨年、一昨年と80cm以上の納得サイズは釣っていない。
だが、竿を出さなければ釣れないのは当たり前の話。玄達明けで暇な時期でもあるため、恐らくほとんど仕掛が入っていないであろう、居着きポイントを目指した。乗船したのは玄達瀬&鷹巣沖の釣りではボクが最も信頼を寄せる松井船長が操船する晴海丸さん。勿論この時期の「居着きヒラマサ狙い」にも精通しているから安心だ。
航海時間は短く、アッという間にポイントに到着。魚探に写る魚影は明確なモノではない為、素人目には不安だが、船長の目には「恐らく…」というのがあるようだ。
まずはオキアミのマキエサを入れてから発泡ウキ8番を装着した8号ハリス仕掛を投入する。潮流は鷹巣沖としてはかなり速く流れていた。
●100mあたり4分40秒ほど●
150m、続いて180mと続けて流してみたが、サシエサは残っている。そこで3度目の流しでは「250mまで流してやろう。」、「それがダメなら、その次は発泡ウキを外してやろう。」と考えてていた矢先、220mで道糸が走った。
アワセを入れると大したことの無い引きだが、確実に魚は付いていた。
●鷹巣での初曲がりだが…●
そして難なく45cmほどのマダイをゲット。続いて同じセッティングで次を狙ったが、空振り。ここで発泡ウキを外す事にする。
そうすると今度は150mラインで道糸が走った。引き味からチビマサ程度と判断し、やり取りを開始する。勿論ドラマは無いままに足下までやってきたが、魚体が見えているハリスの手たぐり区間でハリスが飛んでしまった。原因は根ズレだった。
「エ~ッ、チビマサにハリスを擦られたくらいで切れたの?。」と驚いたが、「これは、道糸が弛んでいる証拠。」、「という事は、底層は中層よりも流速が遅い。」、「だったら、130mで30秒ほど道糸の出を停止してみよう。」と、仕掛を結び換えて次の流しではそれを実践しつつ流していった。
すると隣で釣り友が大当り。見れば大型のヒラマサを掛けたようだ。そしてそのまま90cm級をゲット。
●隣の90cm級●
ついでにだが、運の悪い事にボクの仕掛がオマツリしていた。
そして、それを解いている間に釣り友は中マサクラスを連続ゲットする。
焦る気持ちを抑えつつ、何とか投入を再開したが、ジアイはそれで終わってしまった。「何という運の無さ!」だろう。その後は全くアタリは無く、オマケに潮流の角度が変わってしまい、船長がアンカーを打ち直すも、全く火が消えたような展開になってしまった。
そこで船長と協議の結果、別ポイントを目指す事になった。
次なるポイントは浅場のポイントだったが、ここでも釣り友がチビマサを掛け、良型ヒラマサらしき魚をバラしたが、ボクにはダツやシイラといった魚が送り出しの区間で掛かった以外はアタリが無く、最終段階で掛かったサワラには「これでウマイ魚がゲットできたから、自分を納得させよう。」と思った瞬間に歯ズレ?でハリスを噛み切られてしまうという“ダメダメ状態”のままに一日が終わってしまった。
この日は、ボクにとってはどうにも運無くどうしようもない展開だったが、釣り友が示してくれたように良~大型の居着きヒラマサは確実に入っている。もうしばらくの間はココを攻めつつ、経ヶ岬沖の落とし込みにもチャレンジしてゆくが、そこでは玄達初期以来味わっていない「スカッとした展開」があるのだろうか?。最初に躓いてしまったショックは大きい…。